第302話 想像と違う


ラーから血の味のキスをされると、石のベッドに押し倒される。


枕も何もないので後頭部を打って痛かった。


そんな状況でも儀式は続く。


ラーからまたキスをされるが今度は舌が侵入してきて、口の中を蹂躙される。


血の味が更に強くなって、少し気持ち悪かった。


ラーと目が合ったが、少し興奮しているのかまるで肉食獣のように獰猛だった。


ラーから初夜の儀と聞いていたので、もう少し落ち着いた感じかと思っていたので想像と違った。


ラーの息が少し荒い。


ラーの手が俺の胸元に伸びてきて、襟を掴むと服を引きちぎった。


もうこれ襲われてるよね?


その後、積極的なラーに身体を蹂躙される‥。


その途中、騎乗位で腰を振るラーは美しくもあり怖くも感じた。


後でシノブに聞いた話だと、本来の初夜の儀は大変落ち着いた感じで行われる行事らしい。


では、何故こんな激しくなったのかは謎だったらしい。

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