第292話 覗き
セオリ様に呼び出されてメアと屋敷の庭に向かった。
「お母様、私もついてきて良かったのでしょうか?」
メアが不安そうな顔をしている。
「セオリ様は私とメアを呼び出したのでそんなに心配しなくてもいいですよ。」
我が娘は少し、気が弱いのが気になるところである。
庭の中央にはセオリ様が一人で立っていた。
「セオリ様、お一人ですか?」
イチロー様が来られると聞いていたので思わず質問してしまった。
「イチロー君は一足先に現地で待ってるよ。」
セオリ様がニヤニヤしている。
何だろう、イヤな予感がする‥。
「プリムラもそんなに緊張しなくて大丈夫ですよ。」
私の考えをよんだのかセオリ様がフォローしてくれる。
「それと向こうに着いたら二人ともドラゴンの姿になってね。」
「「えっ?」」
思わずメアと2人で驚いてしまう。
アレをすると聞いていたのでドラゴンになるのはどういうことだろう‥。
「それと隠れて覗いてる君達もこっちにおいで。」
セオリ様が何もないはずの上空に向けて話しかけている。
メアと混乱していると上空にドラゴンが複数姿を見せるのであった。
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