第223話 蟻地獄2
ポンのコツこと真雪は、その後救出された。一度目と違って二度目はそこまで緊張感はなかった。
「すみませんでした。」
真雪が皆んなに深々と頭を下げる。
何故か雪花も一緒になって頭を下げている、ほんと姉思いのできた子だ。
さて、蟻地獄をどうしようか‥。
白音(がしゃどくろ)に頼めば力技でどうにかなると思うが、これだけの面子が揃っているのだから何とかしたい。
うーん、砂の中の敵かぁ‥どこかで戦ったことがあったような‥‥‥、あっ思い出した!
モンスター何たらに砂の敵が出てたよ。
たしかハプル○ッカだった。
ゲームでは樽型の爆弾を食べさせて、体内で爆発させて砂上に出してたよな‥。
収納したアイテムに火薬でもあれば、爆弾作れるかも。
収納した中身を確認したいけど、物凄い量を収納しているから探すのに大変だよなぁ‥。こんな時、アイテムリストがあれば助かるのに‥。
あれ?リストが表示された!?
もしかしたらセオリが助けてくれたのかな?
(本当は創造神になっているイチローの力だが本人がその事に気がついていなかった。)
それではリストから探してみよう。
薬草 ♾
回復薬 ♾
ポーション ♾
ハチミツ ♾
小タル爆弾 ♾
大タル爆弾 ♾
大タル爆弾G ♾
モンスター○ール ♾
痺れ罠 ♾
落とし穴 ♾
おっ、あった!
何かヤバそうなアイテムもあるけどスルーしよう。
それにしても火薬探してたのにまさか大タル爆弾Gがあるとは。
ラッキー!
(これも創造神になっているイチローの力だが本人がその事に気がついていなかった。)
よし、さっそく大タル爆弾Gを使ってみよう。
まずは大タル爆弾Gを収納から出す。
えっ、思ったより大きいぞ。
次は穴の中に爆弾を落とす。
斜面が急なので樽が勢い良く転がっていく。
おっ、蟻地獄が樽を飲み込んだ!
ん?何も起きないで油断しているといきなり蟻地獄が大音量で爆散した。
耳がキーンとなってる。
しかも爆散したので蟻地獄の体液が皆んなに降り注いだ。
皆んなの目が俺を責めている。
はい、御免なさい。
まさかここまで威力があるとは‥。
Gが悪いんです!!
その後、お風呂に入る為に屋敷に戻り、汚した責任を取る為、皆んなの髪やら身体を洗ってあげることになった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます