第175話 王妃選び25


「「「「意義あり!!」」」」


負けた子達から抗議が殺到した。

上位神様が決めたことなのに何故か俺に文句を言ってくる‥理不尽だ。


どうしよう、人数が7から9に変わるんだよなぁ‥。

発表すると殺されそうだから黙っとこう‥。


とりあえず上位神様が勝手に決めたことだと説明したが皆んなの怒りはおさまらない。

しかもセオリと上位神様がどこかに消えてしまったのでとりあえず選抜を続けることにした。


さて問題の妖怪戦いだよ。

上位神様の話だと揉めるらしいからなぁ。

まぁ、普通に考えても揉めるだろう思っていたので憂鬱だ。


とにかくさっさと始めよう。


応接室に妖怪全員に揃ってもらう。

それにしても、雪花・璃水・明日香・緋莉・八重花・咲夜・瞳・鏡月が一同に揃うと感動だよね。みんな美少女だから絵になる。


「それではセオリから事前に預かってましたのでサイコロを回します。セオリから全権を委託されたので文句は受け付けません。それではスタート!」

俺が勢いよくサイコロを投げる。


皆んなが注目するなかサイコロが止まる。


今回はセオリがいないので俺がサイコロを確認する。


「止まった目は『タッグマッチ』です。」


皆んなが困惑した顔をしている。


「あっ、皆んなタッグマッチを知らないんだ。ようは2対2で戦うことだよ。」


それを聞いて雪花、璃水、瞳、鏡月がガタガタ震えだし、残りの武闘派がニヤニヤ笑いだした。


「ムリっす!棄権するっす!」

璃水が涙目で訴えてきた。


「すみません。セオリから棄権させないように言われてもいます。」

璃水が号泣した。


「殺される前に止めてやるから。」


「イヤ、ムリっす!その前に瞬殺されます!!」

璃水に胸ぐらを掴まれた。

ごめんよ、コレばかりは力になれそうにないよ。


さて、どうやってメンバー決めようか悩んでいると急に叫び声が聞こえてくる。


「「「ちょっと待った!!」」」


すると目の前に召喚用タブレットが現れるのであった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る