02:崩れ

「崩れる平和、滅びゆく世界…」


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顔も見えず、少年がうつむいて座っていて、指を組んていて、一言もない。


「しかし憂羅木(うらき)君のような若者って、ホントに思わなかった。」

(ハンドルを握っている、車の音)

(体が半分覆われて左にいる、目が見えない 、口元が見える、うつむいて一言もない。右にはあのヒゲの男)


……


「理解できないわけでもない、何しろ男はゲームやメカが好きなものだからな。」

(目の見えない、微笑だけがみえる。男の左に憂羅木が隠れている)

(座席の後部しか見えない、車の音しか聞こえない)


……


(賑やかな町の光景)

「いいじゃないか、平和という……」

(憂いの目、外を見ている。憂羅木が後ろに隠れている、一言もない)


……


(憂羅木の顔、見下ろす)

(VRかけている、驚く顔。仮面の男の声:「君の父上もここで働いているのだ。」)


……


(画面黒い、ブレーキの音)


====================


憂いの青い目か見える、少年が窓の外を見ていて、指を組んている。

何を見ているのか分からない、なぜ見ているのも分からない。


車が少年の前を通り過ぎ、風を起こして少年の髪をなびかせる。

(金髪の米国人、サングラスをかけている、片手はハンドル、もう片手はシガー、窓に当てている。)

"60 minutes."(目出し帽のブリティッシュ)

"Hm,"ヤンク(yank)は不愉快なように笑って、シガーを吸い始める。


(ノックの音)


(頭の後部、男の下半身。そして男の上半身、苦笑、飲み物を見せる。)

(頭の後部、男の下半身。繰り返しです)


……


(画面の中央は全身、飲み物を握りしめているーー飲まない、うつむいて顔が見えない、機械などの音)

(画面の下は憂羅木の髪、髪の前は働いているメガネの中年の男)


「あ、憂羅木君」やっと気づいた。[すまんな、父さんは仕事にすごい夢中だな, はは]

(地面に目を向ける、憂羅木が抱かれた)

「見よう、」遠くのロボットを指差す「あれは父さんが作ったロボットだ。どうだ、すごいだろう?はは」

(憂羅木を見る、憂羅木が頭をなでられた)


……


(画面は顔、うつむいて遠くを見下ろしている。そして手、飲み物を軋ませ続ける。そして全身、機械などの音)


"hoo"ヤンクが口から煙を吐き出す。

ブリティッシュは時計を叩く

ヤンクは手を振り、シガーをもうもう一回吸った。


憂羅木の後ろで爆発、夢から目が覚めます(顔を微かに上げる)

銃は一丁ずつウェポン・ラックから取り出され、兵士たちはそれぞれの場所に来て、狙う、待っている


どこだ?


……


爆発が一度止まった


……


フラッシュバン!

「ぶうんー」

ジェット・パックをかけたヤンクは煙幕を駆け抜けてくる【DENDROBIUM(ガンダム試作3号機)】

空中で回転(体を上に向ける、足を地面につける、ストップ、Mk14を構える)

Mk14撃つ(射撃音ほとんど聞こえない)


射撃は止まった

後ろから一人の兵が来る


巨大な片目が側壁を突き破り


マスクが落ちる、ヤンクはそのシガーを取り出すーーもう消えた

"damn"ヤンクはシガーを踏みつけて、MPK-47の方を向いていく


画面の中央には憂羅木の後ろ、前に銃声や爆発だけが聞こえる。G一号機は目立たないところに寝ている

憂羅木の前、MUMはMPK-74によって右に押されていく、画面から消える、爆発、頭は憂羅木のそばに激しく落ちる。


画面は憂羅木を中心にして回転、そして、画面の中央には憂羅木の上体と一号機


……


MUMはひざまずいている、MPK-74は後ろに頭を引っ張り上げている、上からコックピットに剣が差し込んでいる



ガンダム、立つ。【ガンダム大地に立つ】

味方射撃している、MPK-74が目で停止の合図する

"Well it's down to you and me now, you two-eyed freak."

(Well今はお前と俺にかかっているんだ、この二つ目の化け物)

ここから、出すわけにはいかない!


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ガトリング砲が落ちる、剣の位置に両機の手が置かれている

画面分裂、左側にはMPK-74、右側はG、そして橋を渡るロングショット


……


静止、爆発音が小さくなる


……


煙、カメラが遮られる

MPK-74抜剣、逆さにして持ち、手を前に押し出し、手首から鈎爪射出【7】(「機動戦士ガンダム第08MS小隊」~レコーディッド・イン・プラハ、1分54秒から)

避ける、壁に当たる、MPK-74が引かれていく、顔を見合わせる、力を手首に集中させる、回転、キック


なに?ゲームにはない技?

G後退、壁にぶつかる


恐怖の赤い片目がスクリーンに現れる

衝撃!片膝をコックピットに突き上げている、もう片膝をGの手に押し付けている。

動けない、沈黙


MPK-74立つ

剣を逆さにして持っている、最後の一撃を与えるつもり。


なんだよ、死ぬ?これで?


……



……


止まった?


……


MPK-74がミサイルに撃たれる、でも不動、片目からの赤い光が煙を突き抜ける、口から気が出る。


撤退だ!


点滅しているスクリーンに、青い姿、肩と目だけが赤い。


美しい……


妖精……ですか?


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マスク「しかし、あの【キング・タイガー】も、失敗したことがあるようだな」

"Go f**k yourself."(自分と?交を行おう)

「やれやれ、」

「私は、そんなに嫌な男なのか?」

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