八行の玉 1-10
姫神様七つの玉を集めるネタ、本気で採用する気である・・・・。
ミツグ焦る「姫神様、それだけは、それだけは・・・・。」
しかし、社畜根性あるミツグ、ベースは創れるのではと思い付く。すぐに土魔法、上級生活魔法でガラスと魔石を融合に成功。〇ラゴンボール魔道具だったか?と思考迷走しながら、そうファンタジーあるある街に入るときの犯罪履歴判定の魔道具を神頼みで創れるかもとも思い付く。
「姫神様、これゲーミングPCのLEDみたいに光るようにできます?犯罪履歴判定で」
「神力があれば大体できる。ほれ出来たぞ。」
「でもなミツグ、これこの世界の知識の神様が神力で創り配布しとるぞ。」
「あー、もうなら更に突っ込んで、里見八犬伝の八行の玉創って、車の安全運転適性検査ならぬ、政治家宗教指導者の適正検査の目安にできるように。誰でも簡単に利用できるように沢山配布さえすれば、神々への信仰心もより強くなりますし。実績になります?」
「そうすれば、人聞きですが、戦争の多いこの世界、ちょっとだけ人災によって亡くなる人減るかもです。」
「八行の玉、改め【行いの玉】創ってみるか」「ミツグ何か提案あるか?」
仁 一切のものに親しみ情け深くあること
義 利害を捨て条理に従って人の為につくすこと
礼 社会の秩序をより良くする者、敬意をもって決まりに従う者
智 物事をよく理解せんと考える力、是非を判断する心
忠 真心をつくして誠実であること
信 欺かないこと、言をたがえないこと、信仰心ゆるぎない者
孝 家族、一族を大切にするもの
ここから提案、
徳 統治者としての資質、自然万物を育成する力をもつもの
の八つを提案するミツグ。おぼろげな記憶がはっきり思い出せるのはレベルアップによるステータス上昇のおかげかと思いながら。判定には、その時その時で神々に気分で干渉いただき、同じ人でも判定結果にゆらぎがある方がより神を身近に感じられるかと・・・。光らせ方もいろんなパターンで等。
「もう他に実績となる案ないので、八行の玉を創って、この世界をよりよくしたいアピールしてきて下さい。ガラスと魔石の融合した玉どれだけ量産します?」
「マンドレイクと魂が融合してる身としては、森と海を大切にするもの『星』とか」 「提案しといてなんですけど、この適正検査セット、自信ないですよ・・・。」
「とりあえずお主の提案する通り一組創るので、あと神力精製してない玉1000組分、神力使って供えよ。」
「実績よりも酒じゃろうしな」
乾いた笑いを浮かべながら、大量の魔石を勇者(鳩40羽)のアイテムボックスから出してもらい玉の量産をするミツグ・・・。この【行いの玉】相当ヤバイと感じているミツグ・・・。どう考えても群雄割拠で戦争ばっかしてる国家の指導者に【行いの玉】8個をそれなりに光らせるなんて無理ゲーじゃんと・・・。どんな神々がこの世界にいるか知らんけど、むしろ自分を素材扱いする神いるし、もう知りたくないわ・・・・。と
そう、この世界で信仰心もなくユニークスキル【森林】による莫大な魔力ゴリ押しで最も神力を上納できる男ミツグは、神々への想いを拗らせてしまい、今まで(ほんの数日)以上に天棚機姫神様の専属となるのである・・・。そもそも、神との対話時間、圧倒的この異世界で歴代一位ぶっちぎりのミツグである・・・。この異世界の名も知らないミツグが・・・。
「しかし、なんじゃな。神力で時間操作して創る酒は、もう禁忌じゃぞ。神力で満ちた酒、アルコール度数マックス。神々ですら奇跡だと叫び出す逸品じゃ。」
「もし地上のものが飲んだら?」とつい聞いてしまうミツグ。
「知らん方がえぇ、うん知らん方がええ。」
だったら【行いの玉】創る前に言ってよと、言いたくても言えないミツグ。勇者鳩達による魔王ムーブ作戦計画、いよいよヤバく、海水投下作戦後に転移魔法で人型の魔物を種族進化目的で送り込む案が念話で聞こえてくる。
「天棚機姫神様、最終確認ですが、邪神魔王認定されても、生活に寄り添う神であることを止めないでいいですね。戦闘計画、無期限延期でいいですね?」
「そうよ、無期限延期よ」 「創造神に会いに行ってくるわ」
「行ったな・・・。雪風、種族進化200レベル目指して継続でいい?なんか報告ある?」
「ダンジョンコア3個獲得。莫大な魔力が流れ込んできてダンジョン産まれてるみたいだから、まだ獲れるけど?」
「と、とりあえず集めておこうか」慌てて返事するも、使い方も知らんしと思うミツグ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます