邪神(仮)と魔王(仮)の戦い方 1-9
シラコバトの雪風、すぐさま全羽招集、ミツグ唖然とする。転移してきてる・・・・。
姫神様泣きながらの話を聞く。
「私を邪神認定するって言うのよ。フェーェーン、グスッン・・、ついでにあんたも魔王だって。」
ついでかよ!と思いながら「何でそこまで?大問題になる理由がどこに?」
「要は、人間がまだ少ないからと、ミツグのレアな血液が美容薬の素材としての見込み大だって。グスッ・・・。」
未だ自由契約の鳩とミツグ、レベルアップによるステータス爆上がりにより本人達が意識以上に気が大きくなっていることもあり、
シラコバトの雪風を除く初期に最初に自由契約となった9羽が動く。
キジ鳩のパックス「戦闘準備と戦闘計画こちらで話し合い準備はじめるので雪風はミツグとの話し合い任せる」
「夜に大きい街一つづ空爆してく?」
「いや準備期間を設け一晩で一気に人間の大きい街50を目標にやるべき」
「人間の街探しから、とにもかくも索敵からよ」
「ニンゲンコロス」等々。
慌ててミツグ「索敵はまだ出ないで欲しい。戦闘計画は任した。俺の血液目当てで姫神様邪神とかありえん!!」怒り心頭である。
冷静なシラコバトの雪風「仲間増やすにしても、姫神様の加護って上級生活魔法だけでしょ。」
姫神様「当り前じゃない、私は、人間の生活、特に衣に寄り添う神なのよ。この世界だと体内に魔石をもつ人型魔族もだけど。」
「とにかく駄目よ。服飾関係の仕事についてたり、素材を採取してる人たちを傷つけるのは、絶対駄目よ。」
恥ずかしくなり周りを見回すミツグ、急に気づいてしまった。この世界平和なんだなと・・・。この程度で邪神とか魔王とか・・・・。ハイエルフのシャムロックさんから聞いていた、40以上の国家があり群雄割拠を人間族、亜人族共々戦争を繰り返していると。そう、安全なんて無いわと思っていたのに・・・・。
ミツグ「姫神様、人間滅ぼさないで邪神認定回避を目指すでいいですか?」
「男女の愛は他所の権能でも、縁結びは師弟の縁でもよい武器との縁でも、良い生地職人との縁でも問題ないでしょ?」
「BLとGLはね・・・。僕の記憶にあったからダメだったかもしれないけど、後継者育てる目的で孤児を育てる大人が、たまたまオス二人メス二人はあるかもしれない程度、要は姫神様がこっそりで」
「あとは、どう働きかけるかなんですけど、賄賂と実績は駄目ですか?」
姫神様「お酒よ。お酒以外考えなくていいわ。」
「お酒ですね。我に秘策あり。」ミツグの人生言ってみたいセリフ一位を言えてややドヤァ顔である。
「でも実績以前にこの世界のこと何も自分も鳩も知らないですよ・・・。」
「あたしも何もしらないわよ!」
絶望という沈黙の時間がじわじわと波音で現実に戻ってくる。
「とりあえず、お酒なんですけど神力で時間操作できます?」
ミツグ、【新種創造】で海水と魔力で育つ
メイプルシロップ樹:海水と魔力で育つ、魔力を渡すことで特濃シロップ幹(注ぎ口)からもらえる。賞味範囲制限なし。繁殖能力なし。
これを40本創り出す。ミツグ、上級生活魔法と土魔法で透明ワインボトルを次々に創りだす。
特濃メイプルシロップをワインボトルに満たし、
「ここからが秘策ですよ」と言い、【森林操作】で特濃シロップ入りワインボトルを樹の幹の中に埋め込む。醗酵させる場所こそが秘策、こだわり・・・
「この樹を神力で時間操作で2週間分くらいお願いします。」
出来上がり味見を姫神様がおこなう。
「香りの良い酒じゃ。」
ミツグ、ボトルを受け取り、水魔法と上級生活魔法で水だけ少し抜き、一口飲んでもらう。そう蒸留、揮発させずに水だけ抜くのである。ミツグの予想ではアルコールを揮発させずにアルコール度数上げれれば、より口当たりのまろやかな蒸留じゃない蒸留酒ができるはず?
「どうですか?アルコール度数限界99%狙えますよ」
「うむ、一本は限界度数で他はアルコール度数60%でいこう。何本仕込める?」
「最終的に40本アルコール度数60%できるよう用意します。時間操作お願いします。問題は実績ですね・・・。」
キジ鳩パックスを中心とした都市攻撃計画は「大量の海水による圧壊」案を煮詰めているのが念話を通じて報告あり・・・・。
「ワクワクするのは〇ラゴンボール、願いが叶うとか」
「それじゃーーー。」
追い詰められている姫神様とミツグ・・・・。
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