第4話

「でも、こんな廃屋じゃ結局はいつものパターンで何も見つからず、ただ物が散乱してて、落書きがあっててパターンだろ?それに、簡単に中に入れないからまず所有者探すのも面倒くさいし、動画投稿してもあんま閲覧にならないよ・・」


井口は中村にそう言い、没企画として突き放そうとする。


「分かったよ!じゃ、お前のほうの候補地は何だ?またこないだの樹海探索とかじゃねーだろな?あれすらマンネリしてて、どこのやつもやってるんだから、ネットの視聴者達は飽きちゃうよ?」


そんな中村の感通りに、井口がサイトから開いたのは案の定、樹海探索のマップだったのである。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る