第54話秩父 清雲寺の枝垂れ桜 その三

54秩父 清雲寺の枝垂れ桜 その3


平成十二年四月十一日


第10話(平成十一年四月十三日)の次の年も清雲寺の枝垂れ桜を見に来ていたが


その時のスケッチがあったはずなのになかなか見つからなかった。


それが見つかった。


日中だったので本来の清雲寺の枝垂れ桜と呼ばれる樹の周りは観光客の人で


一杯でなかなかスケッチするタイミングがない。


本堂の前の庭にも立派な枝垂れ桜がある。


数メートルしか離れていないのにこちらの樹は見る人はまばらである。


樹齢はわからないが立札が無ければこちらが看板の枝垂れ桜と勘違い


する人もいる筈だ。


本堂の庭を囲む石塀の中にあるので正面から見ると


その立派な幹は見えない…ので描けないが塀から突き出た部分だけでも


スケッチしておこう。


枝はどこも損傷したところがないのでこの塀が長年の風雨から


守って来たのだと推測する。






  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る