第8話 動悸

カクカクシカジカ、この旨のトキメキは…

ポリスの「シンクロニシティー」を聞いた時の感想を書き留めたメモだ


スティングの声をみつめていたい。

スティングの顔を見つめていたい。

スティングの才能をみつめていたい。


当時、ポリスは警察かと思ってた

メッセージインアボトルをこの時代に同期させる


「もしもし、あたなは今の時代を見つめていますか?」

「テステステス あなたの素敵な奥さんのロクサーヌは?」

「ぼくのオクサーヌ」

「トナリノ奥さん」


動悸が止まらない

隣の奥さんとエレベータで一緒になる朝


ぼくは話しかける

と同時に彼女も


「あのーーー」

「「ポリスって知ってます?」」


ぼくはうそぶき警察ですかと尋ねる。


彼女は首を振るが、エントランスを出ると、赤と青の回転灯が僕を待つ。この世の中が全て同期していると気づく。


「ドウしてるな、おれ」

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