38話 成長と勧誘
「ステータスオープン」
プレイヤーネーム:クロ
種族:人間?(深度Ⅱ)
レベル:47
状態:狂乱
特性:変人・狂人(超)
HP:22090
MP:940
スキル:深化・隠密9・歩術9・成長促進6・スリップ・支配6・混沌魔術3・詐術5・恒常的狂気・火魔法4・睡眠耐性3・潜伏2・宝探し2・体捌き3・短剣術2
はい? 知らん間に育ちすぎなんだが。強制ログアウトと関係あるだろ。アナウンス聞いてないのに上がってたり増えてたりするのが多々あるもん。あと、種族欄に変なの増えてるし。
スキル
【歩術】ランク:ノーマル レベル:9
歩き上手になる。歩くことに補正が入る。
アーツ:踏み込み・バックステップ・サイドステップ・忍び足・壁歩き(New!)
アーツ
【壁歩き】
壁を歩行できるようになる。
効果時間:120秒
CT:180秒
スキル
【成長促進】ランク:レア レベル:6
人一倍以上よく育つ。人の可能性を齎す。
獲得経験値1.6倍
スキル
【支配】ランク:レア レベル:6
服従した者を支配状態にする。
支配状態の数だけパラメータ上昇(中)
支配状態にある者の場所を探知できる
支配状態にある者と念話ができる
スキル
【混沌魔術】ランク:レア レベル:3
混沌を振り撒く禁忌の魔術。その力が真に君のものかよく考えるべきだ。
〖使用可能な魔術〗
・chaotic arms
・chaotic legs
・chaotic head(New!)
魔術
〖chaotic head〗
混沌より出づる異形の頭を五個操る。
消費MP:100
スキル
【火魔法】ランク:ノーマル レベル:4
火を操る魔法。
〖使用可能な魔法〗
・プチファイヤ
・ファイヤ
・ファイヤボール(New!)
・ファイヤウェーブ(New!)
魔法
〖ファイヤボール〗
火の玉を打ち出す。
詠唱:「火の玉よ」
消費MP:8
魔法
〖ファイヤウェーブ〗
小規模な火の波を放つ。
詠唱:「火よ波打て」
消費MP:15
スキル
【睡眠耐性】ランク:ノーマル レベル:3
状態異常:睡眠にかかりにくくなる。
スキル
【潜伏】ランク:ノーマル レベル:2
見失いやすくする。
CT:600秒
スキル
【宝探し】ランク:レア レベル:2
宝を見つけやすくなる。ランダム要素のあるもので珍しいものを引きやすくなる。
スキル
【体捌き】ランク:ノーマル レベル:3
体捌きが上手になる。
スキル
【短剣術】ランク:ノーマル レベル:2
短剣の扱いが上手になる。
アーツ:ラビットスティンガー
アーツ
【ラビットスティンガー】
鋭い突きを放つ
CT:80秒
新しいスキルと文面が増えたりしたスキルだけでもかなりの数だ。混沌魔術は急に頭になった。使い道少ないと思うんだが。
とりあえず片っ端から使ってみよう。幸い現在荒野を歩いてるから見通しが良くてそこそこ安全だし。
うん、【壁歩き】を壁の無いところで使ってみても意味なかった。【潜伏】も、他の人がいなければわかんない。
魔法、魔術は上手くいった。頭に関してはいつも通り触ったら消えたが。
短剣術のアーツもなかなか名前よりちゃんと強そうな突きだった。
そろそろ着きそうだ。
なんか皇帝さんが言うには帝国と東隣の聖王国はそんなに離れてないらしい。東方面は環境が悪いのもあって、村とか人が住んでる地域はほとんど無い。北と南で賄えているそうだ。
そう、なんと次に行くのは聖王国。絶対汚職とかある。やっと黒幕っぽいことができそうだ。他のプレイヤーの居ないところでやっても意味あるかわからんから、じっくりやろー。
あれ? 何かの影が遠くで見える。
「人? いや、羊みたいな角……魔人?」
物語だとそんなイメージ。
「【潜伏】」
一応警戒をしつつ近づく。もちろん外套と仮面もする。
「こんなところで魔人がいるとはね。何か面白いものでもあったかい?」
「!? 」
驚いてやんの。見た目はピンクのロング髪で、サキュバスみたいな露出度高い服装。というかほとんど裸。しかもスタイルもいい。
俺は早い誕生日で18歳だからいいけど、18未満の人はモザイクがかかっちゃうんじゃないの? そんな機能あるか知らんし、このゲームの年齢表示的なのがどうなってるかも知らないけど。
「何かするなら教えて欲しいな、ボクと同じことをするとなったら効率が悪くなるからね」
それっぽい台詞を適当に言う。
「……私はあの国の聖剣を破壊しにきたわ」
艶やかな声だ。絶対サキュバス。
「帝国から来たのかい?」
「? あぁ、私がここにいる理由ね、簡単よ。流石の私でも三本列島と竜の峡谷を越えるほどの勇気はなかったから海から迂回してきたのよ」
ここで知らなかったらナメられる気がするから知ったかぶろう。
「そうか、まあ、賢明な判断だと思うよ」
「あなたの目的は何なの?」
「内緒だよ」
「え? 私教えたのに?」
「教えるなんて言ってないからね。でも、ボクの計画の一部で聖剣もどうにかしようと考えてたんだ」
大嘘。計画なんて何もない。
「なら組まない? あなたの計画とやらも手伝うからさ。面白そうだし」
「人間を信じるのかい?」
「あなたからは魔王様より濃い"魔"の匂いがするから、信じれるわ」
魔の匂いって何? なんか臭うのかな、俺。風呂は昨日も入ったんだけど?
「そっか。ならよろしく頼むよ。もし裏切ったら、ね?」
「……おっかないわね。私は魔王軍に害がでなければ問題ないわよ」
計画を考えなきゃいけなくなったな、これ。でも折角の黒幕っぽい案件だからガチで考えよ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます