恋に期待しなくなった話
西邑和未
はじめに
人に裏切られた、失望した、と思うのは、明確な契約でもない限り、大抵はこちらが勝手に相手に期待して、勝手に失望している場合が多い。このことに気がついたのは齢21歳のとこだった。当時所属していた部活動で、先輩と関係が良くなかった時のことである。
今の社会は誰とも関わらずに生きることはまだ難しいように思う。だから、人間関係の問題というのは必ず起こる。家族、友達、仕事、そして恋愛においても。
人生の約第1四半世紀の終わりを迎え、未だにパートナーがいない(いたことがないわけではない)私は、なぜこうも恋愛に消極的になってしまったのか。経験とその時々の感情を自分で整理するために文字におこそうと思う。正直まだ25年しか生きていないのに何を悲観するのかと、怒鳴られてしまうのであえて弁明しておくと、あくまで過去の自分がどうだったのか気がつくことができたため記録をとっているだけであり、決して己のこれまでの選択を悔やみ嘆き希望を失ったわけではないので安心してほしい。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます