ヒーローパーティー 〜パーティーの視点から見た勇者の話〜
赤木 公一
プロローグ ある閉鎖された図書室の絵本
むかしむかし、あるところに、ちいさなしまがありました。
しまには、むらびとたちがすんでいました。
しまのまわりには、うみしかありません。
あるひ、おそらがひかると、かみさまたちがおりてきました。
かみさまたちは、しまのひとたちの、まずしいせいかつをみてかなしみました。
かみさまは、すむばしょをつくろうと、かみさまのちからで、あたらしいしまをつくりました。
つぎに、かみさまは、むらびとたちに、ちえをあたえました。
かしこくなったむらびとたちは、たくさんたべものをつくり、むらはゆたかになりました。
むらびとたちはふえ、なんにんかのかみさまは、しまをでようといいました。
むらびとたちは、かみさまたちをすきになっていました。
なんにんかのむらびとたちは、かみさまといっしょに、しまをでました。
しまにのこったかみさまと、むらびとにこどもができました。
みんながおいわいをしているなか、あるむらびとたちがいいました。
わたしたちは、かみさまたちがだいすきです。
しかし、おそれおおくて、かみさまのこどもをさずかることはできません。
わたしたちは、ひっそりとかみさまをささえ、このしまをまもっていきましょう。
むらびとのはなしをきいたかみさまは、うれしそうに、にっこりとわらいました。
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