第3話 地球を去るのは死ぬと言うこと?

平凡な男が突然手に入れた能力。


サイキックなのか、はたまたヒラメキなのか。


突如色々なものが見えるようになった。


人の感情、特に本心かどうかは読める気もする。


過去も未来も所詮、人が創り出す幻想に過ぎなかった。


その中の記憶をたどれば、過去にも未来にも行けるのである。


そんな男の創るストーリーは現実のものとなる。何故ならば、彼こそが創造主であり、世界を創っているからだ。


どうやら体は仮の入れ物のようにも感じる。

そこに意識を入れれば、動き出す。

しかしその体も意識体といえば意識体である。


そして意識とは常識に左右されない気持ちの部分。使命であり、躍動。

その気持ちをまわりに伝播するために...

『生きているのだ。』と言える。


まわりに伝播が終わったら、自分の使命を果たしたら、そして自分で満足したら、転生することになるのであろうか。


時々体が消えそうになる不安を覚えながら、表現し続ける『彼』がいる。








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