第8話向かう

体を拭いて蛇口から水を出す

口の中に水を含み中途半端に膨らんだほっぺたを左右にゆさゆさ揺らす

隣からの声は相変わらずだな

乱暴に服を着た一瞬ズボンが破けるかと思ったほど乱暴に

鏡は観ず外見を整えない

嫌な奴に気を使う様になったら社蓄、奴隷の仲間入りだ

鍵は掛けず隣に向かう

隣の部家に着いてドアの前に立つ

ドアに耳を近づける まだヤッてるベッドの上で見苦しい人間の♂と♀が夏祭りとかにある水のヨーヨーみたいにボンボン跳ねて凹んだりぺちぺちパンパン鳴ってる

その交尾を郵便受けの隙間から観てた

激しくやってて郵便受けから丸見えなのが分かってない

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