血吸う蒸気に舞う鬼ノ劔【異世界ロボット設定】
永久凍土
❶【はじめに】
はじめに
本設定のコンセプトは「異世界スチームパンク+吸血鬼+ロボ」。
蒸気と煤にまみれたエングラシア首都リンデルで、魔法兵器の心臓となる女人吸血鬼「
この世界の人々/ヒト属は「世界は本当に神に造られた」と後述する経緯により確信しています。自らの一生を「本」に喩えて「完結した物語の途上」か「執筆中の物語の最新頁」か。つまり「己れの役割とは何か」或いは「未来は変えられるか」を強く意識しながら生きています。
それらの思想心情が庶民・貴族とも分け隔てなく支配的な世界で、不死の従僕/鬼属を得て成長し、やがてその生涯を終える主人公達を描くための設定です。
舞台は十九世紀初頭のヨーロッパをモデルにしています。火薬や油類が魔法に置換され、蒸気機関が過剰に発展した「近代異世界」と考えて頂ければ理解が早いかと思います。
*本設定の「不死の従僕と底辺騎士」は主題の一例と思っていただいて結構です。
*本設定用ヘッダ画像
https://kakuyomu.jp/users/aqtd882225/news/16816700426770032945
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◆本設定の構成
❶【はじめに】本項です。
❷【魔法関連】世界の基本設定/渦の柱と魔法に関する設定。
❸【鬼属騎士】鬼属・鬼属騎士/主人公格の設定。
❹【魔法兵器】ゴアブレイド〈鬼ノ劔〉/異世界ロボの設定。
❺【人外存在】神属・ホムンクルス他/諸悪の根源他の設定。
❻【主要国家】簡単な歴史とエングラシア連合王国/物語の舞台の設定。
❼【周辺国家】ローガリア・バローク他/主要敵国の設定。
❽【そのほか】世界の付随設定/蒸気異世界を作る諸々の設定。
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◆あらまし
突如出現した巨大な塔「ピラー・ザ・ボルテクス/渦ノ柱」により魔法の基本原理が解明され、同時に出現した「魔法兵器」により戦乱の世は調停されたと思われた世界。
十年戦争に勝利し、その後に興る産業革命に先鞭を付け、アーシア大陸南西部一の覇権国家となったエングラシア連合王国が物語の舞台。
エングラシアに敗れ遺恨を残す隣国ローガリア王国、大陸北東部を支配する冬の帝国バローク。そして魔法兵器に駆逐され、隠遁しつつ復讐の機を伺う魔ノ王達。
不穏な勢力に囲まれる中、鬼属と騎士達は何を想い、如何に闘うのか。
そして何故、鬼属と魔法兵器は存在するのか———
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◆序文
この世界を喩えるなら無限の頁が存在する「本」である。
それは一冊か、或いは無限冊かもしれない。
巧妙な語り手によって描かれた、果てしなく積み重なる物語の連なり。
それに描かれた人々は自ら頁を進めて読むことは叶わず、立ち止まって戻ることもできない。
そして、あらゆる物語は過去に描かれた物語のみによって支配される。
因果律—— 変数が介在するとすれば、それは語り手の所業である。
世界は十数万年前に超高次存在によって造られ、あらゆる事象には記述式が存在した。
その記述を解釈し、世界の改変を可能にする道具が「魔法」である。
*要するに巻頭ポエムです。
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※本来「従僕」という言葉は女性に使うものではありませんが、役割的に敢えて使っています。
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