ありとあらゆるありふれた少女の物語
桜雨 雪乃
プロローグ 日課
みんなってどうやって生きてるんだろ。小さいころは「今」を生きるのに必死で。楽しむのに必死で。そんなこと考えもしなかった。段々年齢を重ねていくうちに一人で考える事が多くなって新しい友達はできなくなったし、人と余り話さなくなった。
毎朝起きて、他の人は勉強、通勤や通学の支度をしている中、私は独りぼっちの家で古ぼけた写真と小さい花瓶が添えてある棚の上に手を合わせる。この写真に写っているのが私の家族だった人たち。名前も顔も覚えてない人。それは私にとっては縁もゆかりもない人と一緒だった。でもなぜか毎朝ここで手を合わせ、花瓶の水を入れ替える。「いってきます。」誰もいない家の中で声を発するのはおそらくこの瞬間だけだろう。今日も一日が始まる。春の暖かい日差しが降り注ぐ中、私は家を出た。
春の匂いがする。今日も一日頑張ろっと。
そんなことを考えながら、私は学校に向かう。
--------キリトリ線--------
お初にお目にかかります、桜雨雪乃と申します。
ここまで読んで頂き、ありがとうございます。
小説を書くのが初めてなもので拙い文章ですが
暖かく見守って頂けると幸いです。それではまた。
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