創作雑記4.人物が先か、世界観が先か
今年もあと少しと思ってしまうと、妙な焦燥感を毎年覚えてしまう私です。
やり直したことないかな……。
と。今回は表題ですね。
とくにこれと言ったものでもないのですが、ふと思ったものでして。
物語として書き出すところまではいかなくとも、その種となる漠然としたイメージのようなものは、幾つもあったりしないですか?
私はよく現実逃避に空想していたりするのですが、別に仕事が嫌で現実から目を背けているとかではないですからね?
話がそれました。
こんな物語は面白くないか。こんな人物書けたら楽しそう。とかとか、空想遊びを私はよくします。
そこでふと思ったのが、どちらから考えた方が物語を書きやすいのかな、と。
こんな世界で生活している人はこんな感じかな。とか。
こういう人物好きだなと、そこから例えばその人物が子供なら、両親はこんな感じの人達で、だからこう育って友達も出来て、こんなことが出来るようになって……。とか。
要するに、世界観から思い描くのか、人物から思い描くのか、パターンがあるなあと思っただけです。
新しく物語を書き出すとして、こういう世界――例えば、有りがちですけど、生活が全て魔法で成り立っている世界、の物語が書きたいとすれば、自然と主人公となる人物も決まってくるのかなぁ、なんて思います。
魔法使いを目指す人物とか、魔法の発展を目指す開発者又は研究者とか。あえて、民間人というのも楽しそう。それも魔法での生活水準がどこまでかによって、内容も変わってきそうですよね。
逆に、魔法が当たり前の世界で、なせか魔法の使えない人物を描くのも楽しそう…、既に物語がありそうですけどね。
これが世界観が先の場合で、人物が先の場合では。
例えば、これは完全作者趣味なんですけど、獣と共に在る人物で物語を書きたいとなれば、世界観は異世界か現実世界かで設定は変わってきますけど、魔物または妖怪があふれる世界であると考えます。
でも、その魔物又は妖怪が人と共存しているのか、人にとって脅威なのかなどによって物語の方向性も変わってきますし、獣と共にと言っても、使役の形か友のような形かにもよりますしね。
と、ぱっと語っただけで、どちらが先だとしても、人物設定、世界観設定など考えなければならないことは変わらない気がしますね。きっかけが違うだけで。
私の場合ですと、もともとが好みのものがこちらのジャンルで言う異世界ファンタジーなので、世界観設定は必須ですし。
でも、いちから物語を書きたい!となっても、人物或いは世界観が朧げでも見えていれば、そこから考えを深めていくと必然と方向性は決まってくる気もするので、物語を考える際の道標にはなりそうですね。
実際、私が抱えている長編もそのような感じですし。
あの長編は振り返れば、世界観が先だったパターンですかね。
人の子が祈り、その祈りに応える形で獣が姿を現した。という風景が思い浮かんだのが、着想のきっかけだったかと思います。
そこからどうして人の子は祈ったのか、とか。姿を現した獣は何なのか、とか。空想を深め、精霊出してみたいとか、転生要素入れてみたいと世界観や物語方向がしっかりしてきて、そこからシシィやティアという人物(彼ら人外ですけど)が創られてきましたから。
ちょっと自作語りもありましたが、まとめると……まとめると……?
つまり……物語考えるの楽しいよね!ですかね……?
読み返してみるとあまり中身がなさそうですけど、それでも、ここまでお読みいただきありがとうございました。
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