登場人物紹介 パート2

 


 *アヴィリア・ヴィコット(広沢咲良ひろさわさくら


 現在十二歳の本作主人公。(前世は二十代後半)

 念願のハーブ店が出来て嬉しい。ハーバル・ガーデンでは主に商品開発担当なので、結局は以前と変わらず、好きにハーブ生活を満喫している。


 身近な知り合いが公爵令嬢とか公爵子息とか第二王子とかかなりのビッグ揃いだが、本人様達の性格がフレンドリーなため、さほど気になってない模様。


 不死鳥=ピヒヨの正式なご主人様になった。

 精霊と契約を交わしたんだよの話には、内心「RPGキターー!?」って感じだったが、過ぎた力はあらぬ騒動を呼び起こすことも知ってるのでピヒヨには悪いが正直御免こうむりたいと言うのが本音……。

 まずはどんな影響があるのかしっかり把握しよう……。

 真面目というよりはただのビビり。


 本人的にはいたって平凡な貴族令嬢……のつもりだが、VIP過ぎる友人たちに加え貴族の夫人たちからの評価もプラスし、果ては不死鳥の主様にまでなった。すでに平凡からは遠のいている。




 *セシル・バードルディ


 現在十二歳の原作小説ヒロイン。

 アヴィリアの親友。その実、ただのモンペ。


 口より先に拳が出る肉体派。パーよりはグー派。

 最近拳を繰り出すスピードが上がった。

 的確に鳩尾を狙ってくるので、下手に食らうと数分は悶えて動けなくなる。今のとこ主な被害者は兄貴。

 最近一番興味のあることは、どうすれば効率よく体を鍛えられるか。


 この世界が小説の中の世界だということを知っているただ一人。

 原作の舞台となる時期が近づくにつれ不安になることも………………あったのだが、病気で死ぬはずの第二王子がまさかのレグで、しかも病弱とはお世辞にも言えない健康体でぴんぴんしていることに抱えてた不安とかが爆発。色々ぷっつんした。5発くらいグーで殴った。

 原作の舞台は自分の知らないところでとっくに壊れていたことに唖然。

 今後どんな展開に転ぶのか本気でわからない……。




 *ウェルジオ・バードルディ


 現在十四歳のセシルのお兄様。

 剣術大会最年少優勝者。王国騎士団所属の王子の側近候補。ロイスは将軍なので一応上司と部下にあたる。


 セシルがアヴィリアのモンペと化してから気苦労が絶えない。常備薬は胃薬。

 アヴィリアから不憫の星の住人扱いされていることは知らない。


 十三歳の夏、ビフォーアフター済みのアヴィリアに一目惚れ状態だったが、いじっぱりな性格が認めることをずっと拒否し続けていた。

 自分の無事を涙ながらに喜んでくれる彼女の姿にそんな意固地な心もぷっつん。

 認めた。でもまだ素直に好きとは言えない。

 だがそんな想いは周囲の人には筒抜けだ。頑張れ少年。この後ことあるごとに妹と親友にイジられる未来が君を待っている。


 回復後、稽古の難易度が上がって「?」となった。

 まだまだ未熟ということですか父上……。




 *リオン・レグルス・アースガルド(レグ)


 現在十四歳、アースガルド王国第二王子様。次期国王となるお方。

 ミドルネームのレグルスは兄レギュラスの名前から貰ったもの。


 原作小説では病弱でいずれ病で命を落とす、という設定のお方。

 その未来は夢の世界との邂逅により崩れ去った。きっと夢を見なければその未来が待っていたのだろう。文字通り己の手で運命を切り開いた男。


 普段は飄々としているが、周りを見る目にとても優れている。

 初対面の人間ともあっという間に仲良くなれるフレンドリーな性格。


 最近はソーラーエネルギーをもとに夢の世界の便利グッズをいかに再現するかに凝っている。

 心の師はド◯えもん。


 楽しいこと、面白いことが大好き。

 夢の世界の豊かすぎる食文化に見事に胃袋がっちり掴まれた。

 美味しいご飯と楽しいことは人生に必須なスパイスだよね☆




 *ピヒヨ


 皆さんご存知有名な霊鳥不死鳥さん。

 本体は大の大人よりも大きいが、まだ子供なのでその姿を維持できない。普段は手のひらサイズの小さな小鳥。本人はこっちの姿が気に入っている。

 だってこの方がアヴィの頭の上とか膝の上に乗れるもーん。

 初めて会った時から君だと決めていました。

 アヴィはボクが護る。アヴィを傷つける奴は処す(物理で)


 ウェルジオはぶっちゃけ気に入らないけどアヴィが泣くんだもん……。仕方なくだよ仕方なく。

 一生感謝してよね!




 *ロイス・ヴィコット


 娘が可愛すぎるパパ上。

 最近胃薬が無二の親友となりつつある。

 ピヒヨの正体には真っ先に気づいた。

 相手が相手のため、力づくで娘から引き離すこともできず慎重に行動するはめに。


 実はアヴィリア生誕時に、次の子供は望めないかも、という裏設定があったり……。

 そのため多少の困ったちゃんでも、唯一の一人娘のアヴィリアが大事だった。


 正直どこの誰とも知らない馬の骨よりはウェルジオのほうがマシ、とは思ってる。

 でも認めるかどうかは別。

 娘が欲しければ私の屍を越えてゆけ。その後には精霊が控えているがな! ふははははははっ。




 *ジオルド・バードルディ


 ロイスの策略に乗った公爵様。

 ロイスは何を迷うこともなく背中を預けられる無二の友。それは生涯変わらない。

 ついでに胃薬が無二の親友になりつつあるのもお揃い。


 娘の破天荒ぶりにはそろそろ諦めが来ている。

 息子の秘めた想いには気づいているが、超えるべき壁は果てしなく高い上に、息子は息子で意地っ張りで気難しい性格をしているので、こっちも心配。まったくうちの子は揃いも揃って……。


 いろんな方面でアヴィリアが最後の砦と言っても過言ではない状況なので、これからも全力でバックアップしていく所存。




 *ルーじぃ(アルフォード・アースガルド)


 筋骨隆々強面のマッチョメン庭師兼、先代国王陛下。


 若い頃から花を育てるのが趣味で、隠居したら花に囲まれてのんびり暮らすのが夢だった。

 思い描いていた形とはちょっと違うけど、今の生活もそれなりに気に入ってる。アヴィリアの成長を見守るのが最近一番の楽しみ。


 子供達が仲良くワチャワチャしているのを見るとほっこりする。そこに自分の孫が入っていることも嬉しい。


 やたら行動力のある性格も、面白いこと、楽しいことが大好きな性格も血筋。




 *レギュラス・アースガルド(秋尋)


 名前と失踪理由が判明したアースガルド第一王子。

 原作小説では主人公となる少年、白崎秋尋。


 今どこでどうしているかは全く不明。

 けれど精霊からめっちゃ愛されているので、安全面だけは保証されている。

 今後の登場……?











 さて、どうでしょうね。


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