みんなに答えたい

隅田 天美

みんなに答えたい

 前回『みんなに聞きたい』の続きというか、反応を見て私が考えたり思ったことを少々。


 まず、最初に思ったこと。

『みんな、生き急ぎすぎ‼』

 早く作家になりたいのは分かるが、明日も仕事や学業があるでしょ?

 それを無視しちゃダメ。

 根っこがあって枝葉がある。

 まずは、自分自身をで見てみることを勧める。

 禅語で言うのなら『喫茶』ということになるだろうか?

 以前書いたが、(ひどい言い方だけど)誰もあなたに期待していないしファンもいない。

 だから、自由なのだ。

 その自由を謳歌できないで、束縛だらけの作家業が出来ようか……

 意外と難しいもんだよ、体の力を抜くって……

 多少(本当に多少)空手を習っていた私にとっては難題だったし、最後までできなかった。


 あと『世間とか気にしすぎ』。

 一発屋でもいいという意見があったけど大抵は一発も打てないから……

 だったら、他人を非難する前に一作品でも読者が『面白い』と思える作品作ってごらんよ。

 読者や世間のせいにするんじゃねぇぜ。

 物凄く酷い言い方だけど、そういう読者を相手にすることだから。

 プロの文筆家って奴は……

 もちろん、怠けたい気持ちもあるだろうし私だって毎日できるわけじゃない。

 でも、何かしら自分にルールを課して書かないと確実に書く腕は落ちる。

 他人が決めたルールじゃない。

 自分で自分に課したルールだ。

 これは怖い。

 だって、見ているのは他の誰でもない自分だから。

 いくら言葉で見繕っても嘘はすぐ破れる。

 なんか、本題と違ってきたけど、自分の腕の未熟を他人のせいばかりにするとミイラ取りがミイラになってしまうよ。

 世間が何を言おうが、努力云々でもなく、『あなたは小説を書くのが好きで書きたいことがあるんだろう?』

 なら、その初心を貫け。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

みんなに答えたい 隅田 天美 @sumida-amami

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ