悪魔と勇者の対極なダブル主人公ものかな?

 初めまして。今作を新着小説で見かけ、気になり読んでみると、いつの間にか最新話まで目を通していました。
 主人公二人組がこれからどうなっていくか、気になりますね。
 話としては、魔王の座を狙う悪魔たちの争いに巻き込まれるもので、目新しいとは感じませんでしたが、それが悪いとは思いませんでした。設定面はテンプレから外しているところが評価ポイントです。特に欲望を司る七つの大罪の悪魔たちですね。七つの大罪自体はよく使われていますし、キャラクターの性格を表すことはあれど、欲望から生まれるものが世界観に繋がっていることはあまりないような気がします。
 作者様がどんな物語を書きたいのか、方向性が定まっていて良いと感じました。
 しかし、これは致命的な欠陥では決してないのですが、人物描写に比べて情景描写が少なく感じます。第一話であれば、地下空間とはどんな場所なのか? マモン様の屋敷はどんな屋敷なのか? 部屋の中はどうなっているのか? などです。例えば平原をただ平原と言うのではなく、「一面に草花が広がっている。自然の香りが満遍なく漂い、しかし不愉快なものとは言えなかった。いやむしろ、それどころか、草花の上に寝転がればすぐに眠れそうなほど長閑であり、心地よい風が吹いている。」と、私の語彙力なので拙くはありますが、詳細に描写することで、読者側もその時々の景色をよりリアルに思い描くことができるでしょう。そうすればより読者を物語に没頭させられるようになると思います。
 ここまで書いておいてあれですが、余計なお世話でしたかね。上から目線になりましたが、でも、私がこの作品を面白く思ったことは事実です。あくまでもこれは私個人の我儘、言うなれば強欲ですね。応援しています。