緻密に作られた設定や世界観に、一万文字ないとは思えないほどの満足感を得られます。個人的にすっごくすっごく好みで、頭に映像を思い浮かべながら楽しみました。
サイバーパンクの中に"魔女"というファンタジー要素が融合している点も見事でした。
信号や水道の停止、交通ダイヤの乱れ、ときに住民を襲う危険性のある"バグ"を退治するのが仕事の主人公・リディア。自分の存在やこの世界の真実を追い求めていく展開に、ハラハラ感やドキドキ感を味わえます。
告げられた真実に対し、リディアはどう行動するのか?カッコいい彼女に目を引かれます。とっても面白かったです。