あとがき

 大分の乱文ですが、私はこれを書かずにはいられなかったフシがあります。実はこの小説?は10年前に書いたもので、それを今回カクヨムの投稿サイトを見つけたので連載してみようと思ったわけです。

 第一稿は大学の頃に書いて、大学内で四稿まで書き直しを繰り返し、ゼミの文集に載せました。

 今回は人称や、てにをは、ですますなどの細かい箇所をかえて、六稿目になります。

 非常に個人的なことで申し訳ありませんが、私には才能もないし時間もないのでこれ以降また書く気が起きるかはわかりません。

 というのもこの主人公は作者自身であり、ノンフィクションであるから。

 これを書いた当時、私もまだ文章を書くことに夢を持っていました。大学の文学ゼミでこの話とは違うどうにもならない駄文を書いていました。先生も呆れていましたが、どうしても自分自身のことを話にして書くことを私はやりたくなかった。

 多分それだけになってしまうから。

 そしてそれだけになったように思います。

 当時私はたしか、自分の日常からお話を書くことを目指していました。私にはそれしかないと思っていたからだと思います。

 そしてこの文章を書いたとき先生が私にやっとテーマが見つかったねと言ってくれました。

 そしてこれはしっかり書き込んだほうがいいと。

 また、評価としてはまだだいぶん生っぽいということです。確かにオブラートな表現が少ないのと、主人公以外の心情がセリフ以外には出てきません。また、ものごとのつながりがあまり感じられず、ただこうあったということが唐突に出てくるので、おそらくどうしてこの例えなのかわからないと思われます。

 おそらく物事の説明的な描写は具体性よりもわかるように濁した表現で理解できる描写に変えるべきなのでしょう。メタファー的な要素で説明できればまた意味深い文体になり得たかもしれません。

 それからこの文を書いたあと、先生から安岡章太郎の『海辺の光景』を読むように薦められたのも私の救いでした。よかったらそれなりに有名なので、この ‘あとがき, まで読んでいただいた方にも薦めておきます。

 そして誰かこの「けむりの家」を読んでいただいたとして、なにかしら心動かすことができたのであれば、それだけでも私には価値があったと思えるので、機会があれば家庭問題や学校問題で悩んでいたりする方に薦めてみてください。

 少しは役に立つかも?

 重すぎて無理かな。

 あと、図々しいですが感想もいただけると私は救われる気がします。


 ありがとうございました。

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けむりの家(第六版) 三毛猫 @toshim430

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