『ご注文はうわぎですか。え?』
やましん(テンパー)
『ご注文はうわぎですか。え?』
『これは、フィクションです。題名は、いくつか参考にしましたが、2次作品とかではありません。』
うちは、洋服やさんであります。
太陽系で、最も外側にあります。
太陽系も、ここまでくると、さすがの太陽さんも、ちょっと、小さいですが、それでも、みな、太陽さんの回りを回っております。
『財団法人地球宇宙開拓団』のメンバーのかたが、最大のお得意様です。
長年、謎だった、幻の第9惑星が発見され、開拓団の方々が入るようになり、ぼつぼつとお店が付近の小惑星に入るようになり、ここみたいな、『小惑星商店街』が形成されるようになりました。
わが、商店街は、『第9銀座商店街』と、呼ばれます。
ある日(一日は、あえて、地球時間にあわせてあります。)、変わったお客様がいらっしゃいました。
見たことないお姿でした?
たしかに、この太陽系の外れには、外部宇宙人とおぼしきかたが、やって来ることはあります。
どうやら、地球人に変装したりするらしいです。
それなりの数、注文が入ることがあり、結構、もうけになります。
それは、犯罪のためではなく、地球人に、過度な、ショックを与えないためで、地球政府とのお約束になっています。
しかし、今回現れたのは、直径50センチくらいの、ボール型の外部宇宙人さんでした。
上とか、下とかが、まったく、わかりません。
目も、お鼻も、お口も、どこにあるのか、判別不能です。
触手みたいなのもありません。
ころころ転がって、移動するようです。
『あな、あらきし、ちきうに、しげんの、そうたんにゆきまし。なのめ、ふく、ひちゆうなでし。えらんでほいしいでし。』
とくに、お口が、開いた様子はありません。
『あ、わかりました。え〰️〰️、では、ご注文は、うわぎですか、え?』
『あわ〰️〰️〰️〰️。ぜんびでし。ぜんび。』
『うーん。ぜんび。でしか。』
さあて、どうしよう。
今、この宇宙人さんは、もしかして、裸なのかしら?
そこらあたりから、探らなくては。
これこそ、マリ星人との、ファースト・コンタクトだったのです。
🏐
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
おしまい
『ご注文はうわぎですか。え?』 やましん(テンパー) @yamashin-2
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