お悩み相談は、ラジオへ

勝利だギューちゃん

第1話

「こんにちは。宅配便です」

「はーい。代引きですか?」

「いいえ。印鑑だけでいいです」


僕宛に荷物が届いた。

誰からだ?

あっ、知り合いのお兄さんだ。


何だろう?

開けてみよう。


何だこれ?

女の人の手編みのセーターみたいだが・・・

僕には、大きいかな・・・


あっ、手紙だ。


【〇〇、元気か?

実は、俺は今度、付き合っていた彼女と別れて、結婚することになった。

で、このセーラーは元カノにもらったセーターだが、持っていけないし捨てるのは忍びない。なので、お前にやる。

好きにしてくれ。

じゃあな】


じゃあなって・・・

どうするんだこれ?

もらっても、困るんだが・・・


あらから数年・・・

クローゼットで眠っている。


邪魔だな・・・

どうしよう?


困った時は相談しよう?

誰がいい?

周りに相談できる女の人はいないし・・・


女の人の問題は女の人にしよう。

元カノさんと同世代の人がいいだろう。


となると、ラジオ番組のDJさんしかいないな・・・

(迷惑と思うが・・・)


よし、ハガキを送ろう。


【僕の部屋には、女の人の手編みのセーターがあります。

でも、僕がプレゼントしてもらったものではありません。


昔、知り合いの方だ彼女からプレゼントしてもらったのですが、

その彼女と別れて、他の人と結婚しました。


で、捨てるのはもったいないと、僕に送ってきました。

どうしましょう?これ】


採用され・・・ないな・・・


で、後日・・・


『次のお葉書は、〇〇市の〇〇くんからです。


僕の部屋には・・・』


あっ、採用された。

何ていわれるかな・・・


『〇〇くん・・・


そんなもんとっとくな!

さっさと捨てろ!


わかった?』


・・・


叱られた・・・

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