「その物語を一文で表すとどうなる?」自主企画参加用プレミス
夜白祭里
朧守 壱 「第一幕 春宵の邂逅」プレミス
【エクササイズ】
■ 主人公は誰?
斎木一真 春から高校一年生(15歳) 左利き。
春休み中、高校入学の為に四年間離れていた東京の地元に戻り、元々両親と共に住んでいた祖父の家に妹と共に下宿することになる。
■ 主人公は平凡か、非凡か?
平凡:面倒見がよく、困っている他人を放っておけない性格。喧嘩が強く、中学生の時は空手部と剣道部を掛け持ちしていた。普通の高校生の中ではかなり強いが、超高校生級などではない。内気な妹を心配している。
■ 冒頭で主人公はどんなシチュエーションにいるか?
戻ってきた当日の夜九時過ぎ。空腹のあまり途方に暮れて、橋の上で黄昏ている。
祖母に先立たれたばかりの祖父の生活が予想以上に破綻しており、冷蔵庫に食料がなく、買い出しに出たものの、頼みの綱のスーパーは閉まり、コンビニは閉店していた為。
■ 冒頭での主人公の状態は?
とある理由から、両親の頼みで東京の高校入学の為に(妹は中学入学の為に)四年前まで住んでいた浅城町に戻ってきたばかり。妹と共に祖父の家に下宿して町内の高校に通う予定。
浅城町には、「鎮守様」の七不思議が伝わっており、一真も小さな頃から親に聞かされて育つが、ただの七不思議と割り切っている。
■ 主人公または敵対勢力によって、それはどう変わっていくか?
妹が邪に憑りつかれたことをきっかけに、一真は「隠人」と呼ばれる霊獣とのハーフの末裔として覚醒し、邪との戦いに身を投じることになる。
■ 主人公が置かれたシチュエーションは平凡か、奇抜か?
奇抜:それまで無縁でいられた邪という存在との遭遇と、隠人の家系の一員としての覚醒に悩む時間もなく、一真は妹を探すために、邪がうろつく夜の浅城町に飛び出す。
■ 主人公の目的は?
妹の救出。
■ メインの敵対者は誰? 人物でなければ何と敵対する?
鏡面という名の邪物。
■ 「普通の世界」にいる主人公が葛藤や対立を体験し始めるのは、どんな災難が起きるからか?
橋の上で黄昏ていた時に、偶然、「鎮守様」(少年)と「邪」(謎の黒い物体)の戦いを目撃してしまう。
■ その災難に対する主人公のリアクションは、どんな葛藤と対立を生むか?
少年が劣勢に見えた為、心配して河原へ降りるが、誰もおらず。
「殺されてしまったのでは?」「何かできたのでは?」という自責が生じる。
■ その葛藤と対立はすんなり解決せず、ストーリー全体を通して続く。その理由は?
橋の上で見かけた少年(鎮守様)と平凡な日常の中で出会い、同一人物と気づかないまま意気投合。少年から自分の家系の秘密を聞き、「鎮守様」に興味を持つようになる。
「鎮守様」が実在する鎮守隊という組織で、万年人手不足だと知り、自分も参加できないかと考え始める。
■ このアイデアに説得力はあるか?
小さな頃に聞いた七不思議が実在しており、主人公を含む町内全てに関わっていることと、同年代の少年が参加しているという事実に、主人公は部活やバイトのような感覚で興味を持つ。邪を倒す為ではなく、人手不足で困っている相手を助けたいという気持ちから生じたもので、不自然さはあまりないと思われる。
■ このアイデアに独自性はあるか?
架空の町で繰り広げられる邪と「鎮守様」の戦いに透ける、前世の絆と再会の物語。
天狗、鬼と人との関係の独自解釈・設定がベースになっており、主人公達の運命に大きく関わる。また、作中の霊符は陰陽道で使われるものを基に五行を組み合わせた独自のものであり、登場人物が刀を使用したりと和風の色を濃くしている。
■ 他の類似したストーリーとの違いは?
「輪廻転生」を主軸にしており、基本、登場人物達(第一幕のみ)は初期の段階では前世の記憶を持たない。主要人物達は前世の絆に影響を受けながらも、今生で絆を強めていく。(これ以上は第二幕以降のネタバレになるので割愛させてください)
■ どうすれば独自性を高められるか?
第二幕以降のネタバレになる為、割愛させてください。(すみません……)
■ ストーリーの焦点は?
平凡な世界にいた主人公が、自分の家系の秘密を知り、覚醒を経て町の七不思議「鎮守様」に関わっていく。
■ ジャンルは?
現代和風ファンタジー(たぶん……)
■ 読者層は?
一幕は残酷描写、鬱展開等は押さえていますので、少年漫画の読者層の方にも安心して見ていただけるのではないかと……。
陰陽道、神道、妖怪の要素が随所にあり、刀や術を使っての戦闘シーンにも力を入れていますので、和風ファンタジーがお好きな方、輪廻転生や前世の絆や友情といった関係性がお好きな方にも楽しんでいただけると思います。
■ 質問への答えを見ながら、プレミスとしてひとつの文にまとめて下さい。
あなたのストーリーのプレミス(ひとつかふたつの文で表して下さい)。
一真(主人公)は、高校入学の為に四年ぶりに東京の祖父の家に妹と共に戻ってくるが(シチュエーション)、偶然、七不思議の「鎮守様」と邪との戦いを目撃する(災難)。自分が隠人の家系だと知り、鎮守隊への参加を考えていた矢先、妹が邪(敵対者)に憑りつかれ、救う為に(目的)家を飛び出すも、参戦を認めようとしない鎮守隊と戦うことになる(葛藤と対立)。
「その物語を一文で表すとどうなる?」自主企画参加用プレミス 夜白祭里 @ninefield
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