コラム プロレスごっこ問題
いじめが発覚して、教師が加害者を問い詰めると、必ずこう言う。
『ふざけてただけです。いじめではありません』
暴力行為に対してはこうだ。
『プロレスごっこしてただけです。いじめではありません』
成程、プロレスごっこなら仕方ない。被害者も黙々と同意している。こう言われると、教師も沈黙するしかない。
しかし、暴行とプロレスごっこの境界線はどこにあるのか、何故殴打はダメでコブラツイストはオーケーなのか、明確な基準はどこにも存在しない。
これには、簡単な解決法がある。
校則に一行追加すればいいのだ。
『プロレスごっこ及びそれに類する行為は禁じる』
「過去にプロレスごっこによって死者が出ており、遊びとは言え大変に危険な行為です。よってこれを全面的に禁止します」
これで万事解決だ。
(実際に死者が出ているかどうかは知らん)
類する行為とは何か。それは教師が判断する。君が判断することではない。
教師が校則違反だと判断すれば、処分の対象となる。せいぜい注意しよう。
加害者の応答にはパターンがある。
加害者を問い詰める前に、想定問答集くらいは用意しておくべきであろう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます