第3話 その参

私は貴方の為に尽くしてきたのに

如何して酷い事を言うの


私の事を大嫌いになったの?


それとも何か隠し事をしているの?


どっちにしても好きか嫌いか、

ハッキリとして欲しい


そう問いかけると貴方は上機嫌で

大好きと言ってくるも何かが可笑しい


その原因を探ると貴方のお部屋には

二次元のキャラクターのぬいぐるみが沢山


これは如何したのって問い詰めると貴方は

慌てて、知り合いの物だと言い訳するも

私は呆れて何も言えない


その二次元のキャラクターのぬいぐるみと

私はどっちが大好きなの? という問いを

かけると貴方は真剣に頭の中で考えている


眉間に皺まで寄せて

本当に大変そうに感じる


貴方が出した答えは

『ああっ、本当に愛しているよ、

何時も家の中の事をしてくれて感謝だ』

その言葉を聞いた私は頬を朱音色に

染めていて、物凄く恥ずかしくて

両手で顔を覆っている


そして、お礼に貴方の頬にキスする

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る