能力創造というチートスキルを手に俺はこの異世界を無双する〜スキルを造って最強へ〜

ฅ꒰ঌ春咲勇気໒꒱ฅ

Chapter1 

プロローグ

─彼女は動かなかった。彼女の体は冷たく、HPも0になっていた。

それでも俺は構わず、回復魔法をかけた。…MPの無駄になることは分かっているのに…でも、俺はかけ続けた。

“もしかしたら”、などという淡い期待に賭けて。


「無理。回復なんてするわけないでしょ?」 


彼女を殺した張本人である、篠原しのはら美珠希みずきは、俺に向かってそう言った。


「本当は分かってるでしょう?生き返ることはないって事…」

「うるさい、分かってるさ。だからこそ、俺はやるんだよ。…例え無理だって分かっていてもな。」


俺はいったん落ち着くため、深呼吸をする。そして俺は全てをやり直すため、禁忌のスキルを口にする。


「─“時間タイム矛盾パラドックス”ッ!」


「またやり直すのね…いいわ、でもね…」


間を置いてから、美珠希は、言った。 


「【パラドックス】に呑まれるよ…」


美珠希がそう言ったのを最後に意識が遠くなる。完全に意識がなくなる前に俺は言い放った。


「俺は【パラドックス】なんかに呑まれない!」


それを最後にこの世界での俺は再び消えた─。


* * *    


「どうして、こうなった?」


俺の名前は神楽かぐら遙音はると

どこにでもいるごく普通の中学生だ。

今日はケンカをした親友の雪奈せつな桐徒きりとと仲直りをするため、『薄い本』を持って雪奈の家に向かっていた。

…はずなのだが…気付くと俺は今いる森の中にいたのだった。


「召喚者は…うん、いないな…テンプレだったらステータスとかあるはずなんだけど…“ステータスオープン”!とか、言ったら出てきたり…って、ええ!ほ、本当に出てきた!?」 


カグラ・ハルト Lv1 種族:人間

HP:450/450

MP:680/680

STR:980

VIT:430

AGI:330

DEX:520

INT:780

MND:850

LUK:ー99999:Errer

属性:矛盾パラドックス

スキル:能力創造スキルクリエイター 矛盾パラドックス 神眼 アイテム・ボックス 言語理解


「レベル1にしてはなかなか強いな。それに【神眼】と【言語理解】は、ありがたい。色々とステータスとかスキルとか、分からないのが多いから、俺が間違ってなければ、この【神眼】をさっそく、使おう!」


俺はそう言って、【神眼】を使った。すると、俺の予想通りに『鑑定』が出来た。


HP:生命力。MP:魔力。STR:力、攻撃力。VIT:守備力、防御力。AGI:敏捷、素早さ。DEX:命中率、回避率。INT:知識力。MND:精神力。LUK:運。属性:魔法の適性。スキル:能力。


レアリティ

☆=ノーマル ☆☆=ハイノーマル ☆☆☆=レア ☆☆☆☆=ハイパーレア ☆☆☆☆☆=スーパーレア ☆☆☆☆☆☆=スペシャルレア ☆☆☆☆☆☆☆=アルティメットレア ☆☆☆☆☆☆☆☆=レジェンドレア ☆☆☆☆☆☆☆☆☆=アルティメット・レジェンドレア ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆=エクストラレア

これら以外はほぼ存在しない。


能力創造スキルクリエイター レアリティ ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

スキルを自由に産み出すことが出き、相手に付与する事も可能。


矛盾パラドックス レアリティ ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

基本属性(火・水・風・土・光・闇)+創造魔法が使用可能。使用MP:?(使う魔法に比例する)


神眼 レアリティ ☆☆☆☆☆☆☆☆☆

森羅万象ありとあらゆる物を鑑定、視る事が出来る。 


アイテム・ボックス レアリティ ☆☆☆☆☆☆☆☆☆

アイテム、武器を収納可能。頭に出したい物を思い浮かべる事で取り出し可能。アイテム・ボックスの中は時間が止まっているので食材を入れても腐る心配はない。


言語理解 レアリティ ☆☆☆☆☆☆☆☆☆

全ての言語の読み書き、会話が可能。


「すげぇ、強いぞ!…待てよ、スキルが作れるなら…!─“能力創造スキルクリエイター”」

俺は、考えた4つのスキルを産み出した。


# 

二刀流 レアリティ ☆☆☆☆☆

二本の剣を使って攻撃する剣技スキル。連撃の剣技を扱うことが出来る。


縮地 レアリティ ☆☆☆

地面を蹴って素早く移動できる技。


成長促進 レアリティ ☆☆☆☆☆☆☆☆

レベルアップ時にステータスが倍になる。レベルアップに必要な経験値も少なくなる。


経験値倍増 レアリティ ☆☆☆☆☆☆☆☆

得られる

#  


「よし、欲しいスキルは、手に入ったな、後は…そうだ!どうせなら剣も作ろう!…創造魔法が使えるなら…─“創造魔法”」


俺は、2つの剣を創造する。

1つ目は、青色の刀身を持った、まるで伝説の剣の様な剣を、2つ目は赤と青の混ざった刀身を持つ剣を─。


「よし、出来た!」


俺は、目の前にある剣を鑑定してみる。  


#   

ソード・オクロック レアリティ ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

攻撃属性:???。禁剣Lv??????Errer。

この世の武器の中で最高峰の攻撃力を持つ魔剣。また、この剣にオリジナルの連撃技を登録可能。ダークマターとオリハルコンで出来ているため絶対に折れる事がない。また、片手剣だけで戦うことも想定されているため、とても軽い。この剣だけで二刀流の速さ以上のスピードを出せる。属性の解放条件は不明。


リベリオン・ヴァルキュリア レアリティ ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

攻撃属性:反逆神。禁剣LvErrer。

戦女神がかつて使ったと言われる最強の魔剣。この剣に魔力をためることで鋭い斬撃を放つことが出来る。限界Lv5:MAX。


反逆神 レアリティ ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

危険を感じた時、相手のスキル、魔法に逆らい斬ることが出来る。※自動発動する。


「強いの出来ちゃったな…まぁ、いっか…それより、新しくなったステータスを見よう。─“ステータスオープン”」 

俺は、新しくなったステータスを視る。


カグラ・ハルト Lv1 種族:人間

HP:900/900

MP:1360/1360

STR:1960

VIT:860

AGI:660

DEX:1040

INT:1560

MND:1700

LUK:ー99999:Errer

属性:矛盾パラドックス 

スキル:能力創造スキルクリエイター 矛盾パラドックス 神眼 二刀流 縮地 アイテム・ボックス 成長促進 経験値倍増 言語理解


「おぉ…チート級の強さになったぞ…とりあえず剣をしまおっと……は?なんだ、コレ…何でコレが入ってるんだ?」


俺は、2本の剣をしまおうとして気付く。

何故か、日本で一般人だった俺には無縁の物が、『アイテム・ボックス』に入っていることに。


「ま、まぁ、何か、あったら使えるだろ…よし、移動しよう…」


その何かがすぐに訪れるなどこの時の俺は、思いもしなかった…。

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