暗殺稼業
「やはり、この事は秘密ですね」
プスッ
これで良し。さっさと帰りましょう。
ナギは悪事に手を染めている者を片っ端から片付けていった。この事をニトに言ったら幻滅されそうなので言わないでおこうとナギは心に誓った。
「帰ってきましたよ」
「お帰りなさい。ご飯出来てます」
「ありがとう。本当に助かるわ」
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夕食を食べてニトに状況を聞いた。
「魔力の方はどうですか?」
「難しいですけど、面白いです。すぐ倒れちゃうのでベッドでやってます」
「それが正しいので良いですよ」
そう言うと、ニトは笑顔になった。
「可愛い…」
「何か言いましたか?」
ニトが聞いてきた
「何も言ってませんよ」
危なかった…あの笑顔は理性を吹き飛ばす能力がある…ナギはそう確信した。
「そうですか…」
心なしか悲しそうな顔になった。
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「では、行ってくるので頑張ってください」
「待ってます!」
ガチャリとドアを閉めた。
「今日も張り切って行きましょう」
ナギは早足でギルドに向かった。
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「今日はこの人ですか…」
「いつもすまないな」
今日は暗殺の依頼をもらった。暗殺稼業とは言っても、子供の頃から人を殺したのでこの国では、悪さをしたら殺されると思っている貴族が、たくさんいるのでごく僅かの人しか悪事をしていない。
姿を一瞬見た人などもいたが、その人は行方不明だ。
暗殺とは言っても、眠っている最中に毒で殺す、食事の時でも毒で殺したりetc…ナイフも使う時もあるがそれは頼まれた時ぐらいしかしない。
「これは毒でよろしいので?」
「そうだ。頼んだ」
「頼まれました」
今日も今日とて暗殺日和ですね。
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