特訓②
ニトが使う武器を決めている間、ナギはナイフで遊んでいた。普通の人は出来ないので絶対真似をしてはいけない。
「お母さん、決めました!」
「魔導銃ですか。理由は?」
「何かしっくりくるものがあったんです。その…魔力量も増やせば威力も上がるので…」
「分かりました。じゃあまずは魔力放出をしていきましょう」
「魔力放出?何ですか…それ」
「まず、魔力はわかりますよね?」
「はい」
「その魔力…つまり何もしていない魔力を空気中に放出するんです。このような感じで」
そう言うとナギは魔力を放出した。モワモワっと薄く何か出ている。数秒すると消えてなくなった。
「これが魔力放出です。コツは手から出すことをイメージすれば良いと思います」
「分かりました!」
またニトが魔力放出を習得するまで、サナはナイフでどの距離まで正確に当てれるかとかどこまで投げれるのか検証していた。絶対に真似をしてはいけない。
バタッ
音がしたのでその方向を見るとニトが、倒れていた。
「魔力出しすぎましたね」
「は、はい…」
「それを毎日…2回やってください。朝と夜にやるといいですよ」
「分かりました…」
「魔力が増えてきたら次のステップに移行します。それまで地道ですが頑張ってください」
「頑張ります…」
動けなくなったニトを背負って帰った。
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