閑話(読み飛ばし〇)
時は決闘の少し前に遡る。
ルーカスさんと訓練場に移動している最中。
感じたことない感覚を下腹部に感じた。
感じたことない感覚なのにこの感覚が何なのか本能的に分かってしまった。
「あの〜受付さん…お手洗いって…」
そうトイレだ。
「そこの角を右に曲がってすぐですよ」
受付さんがすぐに教えてくれたので足早に私は向かった。
そして、トイレに入って自分自身のプライドと戦っていた。
「ぐぬぬ〜」
女になったがまだ私の男としてのプライドは残っている。
このハーフパンツを下ろしていいのか…
だがそう悩んでいるうちに限界が近くなってくる。
「んー!!」
もう限界だった。何も考えずにハーフパンツと下着を下ろして便座に座った。
「あぁ…」
そしてトイレから出た。
私は男としての何かを失った気がした。
だがいつまでも打ちひしがれているわけにはいかないので受付さんの案内に沿って訓練場へ向かっていった。
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