第4話 突撃のこと 前編(※残酷な描写アリ!)

突撃のこと 前編(※残酷な描写アリ!)








目が覚めた。


時刻は朝である。




大の字に転がって寝ているサクラを見て吹き出しつつ、布団をたたむ。


その音で起きたサクラを撫でたりしながら着替えを用意する。


隣の部屋で寝ている神崎さんはまだ起きていないのか、静かだ。


サクラと着替えを抱っこしつつ休憩室から出て、2階の社長室へ向かう。






いつものように服を着替える。




インナーはバイク屋で見つけたもの。


ズボンは釣り用のもの。




補強したベルトをきつく締める。


鞘が抜けないように。


ベルトの内側には布を縫い付け、鞘が動きやすいようにもしてある。


居合の時に重要だからな。




タクティカルグローブという名の釣り用手袋を付ける。


両方の手首に、棒手裏剣を装填した革ベルトを巻く。


親父のベルトを再利用したものだが、元のベルトがいいものだったのか今に至るまで破損はない。




いつもなら服の上に釣りベストを着込むところだが、今日は違う。


少し重い黒いベストを羽織る。


宮田さんに餞別でもらった防弾ベストだ。




その状態で腕を軽く回したり、しゃがんだりしてみる。


よし、この程度なら大丈夫だ。


さほど体の動きは阻害されない。




最後に金庫から『竹』グレードの愛刀と拳銃を取り出す。


刀を腰に差し・・・いやまだ早い、運転しないといけないしな。


拳銃は実弾を装填してホルスターへ入れる。


もちろん安全装置はしっかりとかけた。


ちなみにホルスターだが、ちょいちょいと改造してベルトに着けられるように加工した。


それを右腰に。


予備弾薬は防弾ベストの内ポケットに15発ほど入れる。


クイックリロードなんてできないからな、これでいい。




後は手りゅう弾2つをベストのポケットに。


ダメ押しだな。




・・・よし、これに脇差を差せば完了だな。


今回は兜割は必要ない。




・・・敵がゾンビじゃないからな。






「・・・どうだサクラ、お父ちゃんかっこいいだろ?」




「わん!わぅん!」




俺の周りをくるくる走り、膝に手をおくサクラ。


抱き上げると、きゅんきゅん鳴きながら顔を舐めてくる。




「よっしゃ、飯にすっか」




「あぉん!ひゃん!」




まだ階段は危なっかしいので、サクラを抱っこして下りる。


・・・こらこらパジャマをクンクンするのはやめなさい。


もっといい匂いのものを嗅ぎなさいよ、花とか。






「す、すみません田中野さん!寝坊しました・・・」




慌てた様子の神崎さんが隣の部屋から出てくる。


あ、寝ぐせがある。


よっぽど気が動転してるんだろうな。




「寝坊ったってまだ朝の7時ですよ?まあ、朝食をどうぞどうぞ」




ふふふ、今日は俺の方が早かったな。




「今日は俺が作ったので・・・神崎さんは風呂掃除ですね!」




「そっそうですね・・・!が、頑張ります!!」




なんでちょっと慌ててるんだろう。


風呂掃除がそんなに嫌なのだろうか?




そんなこんなで、2人と1匹は美味しく朝食を食べたのであった。






食後の運動兼サクラとの遊びタイムを終えた俺は、社屋1階のキーボックスから鍵を取り出す。


駐車場に停まっている中型トラックのものだ。


今日はこれを使う。




「すっごいなあ、反政府ゲリラみたいだ」




「変な感想ですね・・・」




トラックの荷台で作業していた神崎さんが、俺を何とも言えない顔で見る。


いや、でもぱっと見の感想がそれなんだもん・・・




トラックの荷台には、いつかの大型機関銃が据え置かれている。


別に固定されているわけでもないが、普通のトラックの荷台に重機関銃があるってのはなかなかファンタジーな光景だ。




「動作に問題ありません、いつでも撃てます」




「そりゃ心強い、遠距離は頼みますよ神崎さん」




「お任せください・・・1人も逃がしません」




目の奥に決意をにじませて神崎さんが言う。


気合十分だな・・・まあ、それは俺もなんだが。




運転席に乗り込み、エンジンをかける。


重厚なエンジン音ともに、トラックが震える。


うーん、軽トラとは違う頼もしさがある。




神崎さんはそのまま荷台にいる。




「出発!」




窓を開けて怒鳴り、アクセルを踏み込む。


トラックはゆっくりと走り出した。




門を神崎さんに開けてもらい、社屋を出る。


目的地は廃校だ。




昨日帰ってから神崎さんと話し合い、今日襲撃することにしたのだ。


奴らが『獲物』を探しに行く前にケリをつけるために。




昨日の様子から見ても、近いうちに遠征しそうな雰囲気があったしな。


どうやら廃校には死体しかないらしい様子だったし。


死んでしまった人たちには申し訳ないが、これからの被害者を出さないことはできる。




どうせこれから龍宮方面に偵察に行くんだ。


近所にあんなキ〇ガイの群れを残しておくつもりはない。






歩くと中々時間がかかった道のりも、車ならすぐである。


住宅地の終わりに近づいたので、一旦車を停める。


ここなら音で気付かれることはないだろう。




「行きますよォ!神崎さん!!」




窓から外に怒鳴る。




「いつでも!!」




気合の入った答えが返ってきた。


荷台には体が固定できるように紐を付けている。


これで衝撃がかかっても大丈夫なはずだ。




「吶喊!!!」




思い切りアクセルを踏み込み、トラックを発進させた。




あっという間に住宅地を抜け、田んぼの道に出る。




正面には廃校の門。




有刺鉄線で補強したつもりらしいが、大木くんの家くらい固めないと無理だぞ!




一切減速することなく、トラックごと門に突っ込む。




いくらか衝撃が来るが、以前シャッターに突っ込んだ時ほどじゃない。




「うおおおおおおおおおおおおおお!!!!」




そのまま門を破壊しながら校庭に侵入、停車している車の方へ突っ込む。


校庭で呆気にとられた顔をしている男たちが見える。




それを横目に5台ほど車を撥ねながら、校舎側に運転席を向けてトラックをドリフト気味に停車させる。


何をしてたか知らんが、車から慌てて出てきた半裸の男女もまとめて吹き飛ばした。


よし!これで足はだいたい潰した!!




シートベルトを外して刀を掴み、助手席を開ける。


俺が地面に降り立って刀を差すのと同時ぐらいに、荷台から腹に響くような連続した銃声が聞こえ始めた。




神崎さんだ。


今回は無茶苦茶弾を持ってきたからな。


弾幕は張り放題だ。




トラックの影から手鏡を出すと、昨日の男たちが悲鳴を上げながら薙ぎ倒されているのが見える。


手に弓を持っている奴もいるが、矢をつがえる前に体を撃ち抜かれている。


ざまあみやがれ。




「行きます!!」




「くれぐれも!お気をつけて!!」




荷台に向かって声を張り上げると、銃声の切れ目に神崎さんが叫び返した。




「南雲流・・・田中野一朗太、参る!!」




自分に喝を入れるように叫ぶと、俺は校舎の方向に向かって走りだした。






昨日話し合った作戦はこうだ。




・トラックで突撃し、車を破壊する。


・神崎さんが機関銃で校庭や校舎内の射手を潰すか釘付けにする。


・俺が校舎内に突撃、至近距離から残りを掃討する。




うーん、シンプルイズベスト。


神崎さんは俺が突撃ってとこに難色を示したが、神崎さんの方こそ囮みたいなもんなので納得してもらった。


「死んだら許しませんからね」とマジ顔で脅されたが。


怖かった・・・サクラも怯えていたし。




正面玄関をくぐり、校舎内に入る。


ほぼ同時に、すぐ近くの教室のドアが開いた。




「なんなんだよォ!?」「ジエータイだ!ジエータイが攻めてきた!!」「に、逃げようぜ!!」




弓を持った3人の男だ。




「おらァ!!」




走り込んだ勢いのまま、抜刀しながら先頭の男の喉に斬りつける。




鮮血を吹き出しながら目を見開いた男に体当たりし、後ろの2人を巻き添えに地面に倒す。




「かっ!?」「ごっば!?」




事態に硬直している残り2人の喉を同じように掻っ切り、すぐに次へ。




教室の中を覗き込む。


無人だ。


よし次ぃ!


まずはこのまま1階を掃討する!




廊下の端の教室から弓を構えた男が出て来る。


へえ、中々反応が早いな!




「なっ!なんだお前!?」




「お前の敵だよお坊ちゃん!!」




言い返しながら片手で手裏剣を投擲。




「ぎゃっ・・・ぎゅ!?」




腹に刺さった手裏剣の痛みに一瞬動きを止めた男。


その一瞬が命取りだ!!




「あああぁっ!!!」




上段から思い切り振り下ろした剣先が、男の構えたままの弓ごと頭部を両断した。


・・・両断は言い過ぎだな、でも脳はちょいと斬り込むだけで死ぬからな。


しかし流石は『竹』グレード、凄まじい切れ味だ。




男の出てきた教室に入る。


中には呆然とした顔の若い男が1人。




「ひっ・・・!こ、殺さないで!!殺さないでえ!!」




血塗れの刀を見てか、腰を抜かしたまま後ずさりする。


おいおい、壁にめり込んで逃げる気かよ。


しばらく見ててやろうかな、哀れだから。




「・・・じゃあ正直に答えろ。反対側の集落でヤンチャしたのはお前らか?女子供を殺したのはお前らか?」




俺が聞くと、男は何度も頷いた。




「そっそうです!やりました!ででで、でもマユさんたちが一番いっぱい殺したんです!!ぼ、僕たちはそんなに殺してまぜぇえ!?」




「そうかい、ありがとよ屑が・・・くたばれ!!!!」




俺を見上げる男の目に棒手裏剣を投げ、駄目押しに蹴りで押し込む。


マユってのは、昨日胸糞悪い的当てで遊んでた女のどっちかだな。


口振りからすると、どうやらこの集団では上位の人間のようだ。




・・・よし、これで後顧の憂いはなくなった。


人違いの可能性も、善良な生存者の可能性も消えた。




心置きなく、皆殺しにできる。






廊下へ出る前に、手鏡で確認。


弓を構えた男たちが、じりじりと近付いてくるのが見える。


しかしこいつら弓持ちすぎだろ・・・


あるか知らんが弓工場でも行ったのかな。




そのまま息を殺して待ち、男たちが扉付近へ来るのを見計らってベストのポケットから手りゅう弾を取り出し、ピンを引き抜いて投げる。




「えっなにこれ・・・」




誰かの間の抜けた声の後、閃光と爆発。


俺はさっき殺した男の死体の影に隠れ、ガラスの破片をやり過ごす。




「ああああ・・・いてえよ・・・いて・・・」




廊下に出てみれば、仲間の体がクッションになったのか生き残りが1人。


残りはカラフルな死体になっている。


まあ、生きてるとは言っても放っておけば死ぬだろうが。




「た・・・たすけ」




「やなこった、死ね」




通り過ぎる時に、喉を思い切り踏み折る。


悠長にくたばるのを待つ気はない。




さて、1階は残り半分だ。


待ってろ屑ども。


ウン十年早いけど死神代行の登場だ。






どうやら1階はあれで全部らしい。


校庭からは散発的な銃声がまだ聞こえる。


遮蔽物にでも隠れたかな?


頑張れ神崎さん。




2階へと続く階段をゆっくり上っていくと、2階から声がする。




「どっどうすんだよ!銃なんか勝ち目はねえぞ!」




「慌てんなよ!弾が切れたらリロードすんだろ?その隙に狙えばいいじゃん!」




男の声と、女の声。


昨日の女の1人かな?


いやまだ何人か女はいたし、わからんな。




だが、残念だな女よ。


神崎さんの武器はライフルも拳銃もある。


そして何よりあの機関銃はベルト給弾だ。


早々弾切れはないぞ。


あの神崎さんが一気に打ち切るとも思えんしな。




それに何よりここに俺がいる。


悠長に時間を与えると思うなよ、間抜け。




2階へ到達し、声がした方向へ。


こっそり教室を覗き込んだところ、校庭側の窓の下や柱を背にした集団が見える。




先程の女だろうか。


弓を持った髪の長い女が俺を見つけて何か叫ぼうとした瞬間、最後の手りゅう弾を教室に投げ込んだ。




「ひあ、ああああああああああああああああ!?」




悲鳴の後、爆発音が響きガラスが一斉に割れる。


もうもうと立ち込める粉塵をかき分けて覗き込むと、みんな仲良く死体になっていた。


そのまま教室内に入って、入り口の横に身をひそめる。




しばらくすると、廊下を走る何人かの足音。


そりゃ、確認しに来るよなあ。


仲間だもん。




「おおい!何があった!?だいじょっ!?」




大きく首を伸ばして教室を覗き込んだ男の喉を、すくい上げるような下段からの斬撃で斬る。


喉は楽でいいなあ。




前のめりに倒れ込もうとする男の腹を蹴り、廊下へ叩き出す。




「ショウジ!?いったいどう・・・ひ!」




倒れた男に声をかけるもう1人の男が、俺を見て目を見開く。




「なんだおま!?」




言い切る前に、口の中に抜いた脇差を突っ込む。


口内を貫通した脇差を引き抜き、残りを確認。


あと3人か。




呆気にとられた様子のもう1人に斬りかかる。


あ、くっそ!浅い、致命傷じゃない!


足を滑らせたか!


運のいい奴め。




「ぎゃあああ!!」




右目と顔を斬られた男が倒れ込んだ隙に、見切りを付けて前に出る。




「っ!死ねえ!!」




矢をつがえた男が俺に向かって狙いをつけるが、構わずに前に跳びながら体を前傾にする。


馬鹿、この距離だと刀の方が早いんだよ!!




「っしゃあ!!!」




そのまま剥き出しの足を斬りつける。




立ち上がらず、まだ前へ。


足を斬り付けた奴の横を抜け、奥へ!




「あ、ああああああ!!!!」




最後の男が矢を放つが、ブレブレで狙いなんかあってないようなもんだ。


大きく狙いは反れ、明後日の方向へ矢が飛ぶ。




今まで逃げる相手しか狙ってこなかったんだろう?


逃げ惑うか、命乞いをする相手しか狙ってこなかったんだろう!?




そんなカスの矢に、俺が当たるかよ!!!




「ぬううっああああ!!!」




疾走の勢いを乗せ、体を起こしながら相手の胴を斬り抜く。


弓を斬り、両腕の下をくぐった刃が背中から抜ける。




「あっ・・・あああ・・・あああああ・・・」




ぼとぼとと内臓をぶちまけながら、そいつは廊下に倒れ込んだ。




踵を返し、足を斬られてのたうち回るやつと顔を斬ったやつの方へ。




「いいいっぎいいいいい・・・!たすけ、たすっげ!?」




「お願いです、こ、殺さないで・・・ころさぁあ!?」




生きていた2人にキッチリトドメを刺しておく。


命乞いに全くバリエーションがない、0点。


来世に期待します。




2階の各教室を回る。




生活感がある。


ここで暮らしてから大分長いようだ。




・・・いないな、3階か屋上にいるのかな。


それとも体育館か。


外からはまだ銃声が聞こえる。




とりあえず校内の掃討を優先しよう。




2階の奥、『美術室』と書かれた扉を開ける。


この階で見ていないのはここだけだ。


ここの確認を終わらせて3階に行こう。






室内に踏み込んだ俺は、呼吸を忘れた。


一瞬、自分が何を見ているのかわからなかった。


いや、わかりたくなかったのかもしれない。




美術室の長机の上に、人間の死体が寝かした状態で固定されている。


全裸の若い女性だ。




顔が青紫にはれ上がっている。


執拗な暴行の跡だ。


体は・・・正直わからない。




なぜなら・・・


両手両足は、テントの固定に使われるような金属の杭で貫かれている。


喉元から股下までは真っ直ぐ切り開かれ、カエルの解剖図のように皮が周囲に広げられている。


内臓も丸出しになっている。




苦悶を通り越して絶望の表情は、この所業が彼女が生きたまま『こう』されたことを如実に表している。




これはここで行われたのか、床に夥しい量の血痕がまき散らされている。


室内は濃密な腐臭と血の匂いで満たされている。




彼女の横には紙がピンで止められている。


そこにはかわいらしい字体でこう書かれていた。






『麻友の最高傑作!!』






「・・・っ!!!!!!ぐ、ぐううう~!!!!!!!!」




こみあげて来る吐き気を何とか飲み込む。


おさまった吐き気の代わりに、腹の底から怒りがこみあげてきた。


建設会社の時と同じだ。




こいつらは、人間じゃない。


もっとおぞましい何かだ。


俺だって人殺しのケダモノだが、こいつらよりはマシだろう。




ふわふわと、まるで雲を歩くような気持ちで女性に近付く。




「畜生・・・畜生・・・!!」




4本の杭を、渾身の力で引き抜く。


力づくでカーテンを引きはがし、彼女にかけてやる。


その上で、そっと目を閉じさせた。




ここが片付いたら、後でしっかり葬ってやろう。


今は無理だ。




軽く手を合わせ、教室の出口へ向かう。




「許さねえ・・・」




視界がぼやける。


涙が零れた。




「許さねえぞ・・・」




噛み締めた唇から血の味がする。




「屑どもがあああああああああああっ!!!」




美術室のドアを思い切り蹴り飛ばし、廊下へ倒す。


校内に大きな反響音が響いた。


静寂が戻るのを待って、大きく息を吸い込む。






「上にいる奴らァ!!!カス共ォ!!!!聞こえるかァ!!!!!!!」






大声で叫ぶ。


位置がバレようが知ったことか!!






「首洗って待ってろォ!!!」






足音を響かせて歩き出す。






「今度は!!!!!てめえらの!!!!!番だ!!!!!!!」






腰の刀を勢いよく引き抜く。






「てめえらが!!!無様に!!!ぶち殺される番だ!!!!!」






歩くうちに、足に力がみなぎってくる。


体が軽い。


今ならどんな技も出せそうだ。






「1人も残さねえ!!!!1人も許さねえ!!!!!」






階段が見えてくる。






「せいぜい念仏でも唱えるんだなあ!!!!!!!」






3階に向かって吠えると、俺は刀を肩に担いで歩き出した。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る