第3話 東側集落のこと

東側集落のこと








「あの・・・昨日は、その、ご迷惑を・・・」




畳の上で正座した神崎さんが、酷く恐縮している。


それを、サクラが不思議そうに首を傾げながら見ている。


真面目な人だなあ・・・気にしなくてもいいのに・・・








西側集落でのショッキングな出来事の後、帰還した神崎さんは俺の腕の中で泣きじゃくった。


しばらくそのまま泣き続けて、平静を取り戻したかに見えた。


見えたが、その後は心ここにあらずといった感じで風呂に入るなり夕食も食べずに眠ってしまった。




心配そうにその様子を見つめるサクラを連れて、俺は2階の廊下に布団を敷いて寝た。


1人で寝かせてあげたかったからな。




凄い技能を持つ自衛官だとはいえ、俺より年下の女の子なんだ。


あの公園で見たような経験は初めてだろう。




俺もかなりショックではあったが、神崎さんのお陰で平静を保てたようなもんだ。


仮に俺が1人だった場合、何をしたか考えるだけで恐ろしい。




たぶんアレをやった奴らを探しに行ったことだろう。


見つけ出して、地獄へ送ってやるために。




・・・いや、その気持ちは今もあるのだが。


少なくとも今は、無策で突っ込むほど愚かではない。


恐らく相手方は弓で武装した大人数の集団だ。


そんなのに一斉に射られたらさすがにハリネズミになってしまう。


正面から飛び込んで皆殺し・・・そんなことができるのは歴史上の剣豪とかウチの師匠くらいのもんだろうさ。


あと某ベトナム帰還兵。






で、悶々としたまま夜が明け。


朝飯でも作ろうかと1階に下りたら前述の有様である。




ああもう、また朝ご飯作ってるし・・・お詫びのつもりだろうか。




「いいんですよ、気にしないでください。あれは仕方ないですよ」




「で、ですが・・・」




「ははは、俺なんか何回も号泣するとこ見られてるじゃないですか」




美玖ちゃん関係でむっちゃ泣いた気がする。


あと新と志保ちゃんとか。




「だから気にしないでくださいよ。ささ、飯食って今日も元気に行きましょう、ね?」




なあサクラ、と明るく声をかける。




「わん!」




サクラはいつも楽しそうで癒されるなあ。




「はい・・・あの、田中野さん」




「はい?」




「ありがとう・・・ございます」




恥ずかしそうに神崎さんが言う。




「どういたしまして」




眩しく感じながら、俺はそう返した。






「果物が食いてえなあ・・・山で探すかなあ」




いつも通りの美味しいご飯を食べながら呟く。




「山桃とかですか?」




おっとと、独り言のつもりだったが聞こえていたようだ。




「あ、はい。この時期だと・・・なんだろ、ああ、詩谷から本持ってくりゃ良かったなあ」




砂糖じゃなくて、果物由来の甘さが恋しいなあ。


ま、なんにせよこの地区の安全が確保されてからだな、うん。


サクラを山に連れて行くために頑張ろう。






「ふう、ごちそうさまでした」




「お粗末様でした、ふふ」




よかった。


神崎さんも元気を取り戻したようだ。


膝元でじゃれるサクラに、いつも通りの高速ナデナデで対応している。




「さて、今日は東側集落を探索するわけですが・・・神崎さん、大丈夫ですか?・・・また昨日みたいなことがあるかもしれませんよ?」




「大丈夫です、もう吹っ切りましたから。それに、私が行かなくても田中野さんは行くんでしょう?」




「ええ、まあ・・・」




見透かされていたか。


辛いのなら俺がチャチャっと行こうかと思っていたんだ。


神崎さんには、サクラの相手を任せて。




「ダメですそれは。これは本来私の任務ですので・・・それに、昨日は確かにショックでしたけど、田中野さんがいてくだされば心強いですから」




「はあ、まあ・・・俺みたいなのでもいいんなら」




近接戦闘限定の頼れるポ〇モン的な?




「いいんです、それで・・・ふふ」




なにやら嬉しそうだ。


ふむ、ならいいか。


よくわからんが神崎さんが元気ならいいや。


サクラも嬉しそうだし。




あ、やべえ。


昨日サクラと散歩の約束してたのを今思い出した。


正直それどころじゃなかったもんな・・・許せサクラ。


偵察に行く前に誠心誠意遊んでやろう。








「おん!わぉ~ん!」




門の向こうから聞こえるサクラの遠吠えを背に、俺たちは探索に出発した。


見送りのつもりだろうか、かわいい奴め。


朝飯を食ってから敷地内を駆けずり回って遊んだお陰で、サクラの機嫌はすこぶる良かった。


今日こそ帰ってから散歩に連れて行ってやらねばなあ・・・




「行きますか」




「はい!」




神崎さんも気合十分、いいことだ。


いざ参る!






と意気込んでみたものの、やはり田舎。


のどかなもんである。


ちょこちょこ家が建ってはいるがどれも無人で、人の気配もなし。




東側集落には色々と施設があるが、距離的に一番近いのは消防署だな。


普通なら避難所にでもなってそうなもんだが・・・


地図で確認したところ、無茶苦茶小さい。


高柳運送の半分くらいの面積しかない。


まあ、元村の消防署としてはこのくらいのもんなんだろう。


まずはそこからだ。




相も変わらず無人の家々を確認しながら歩く。


荒らされているわけでもない。


・・・略奪者は来ていないのか?


妙だな、じゃあ西側集落で見たのはなんだ?


あ、でも向こうでも略奪の痕跡はなかったな・・・?


ううむ、謎は深まるばかりだ。






「なんとまあ・・・」




「これは・・・」




消防署にたどり着いた俺たちを待っていたのは、横転した消防車と。






うず高く積まれたゾンビの山であった。






腐っていないからすぐゾンビだとわかる。


数はざっと数えても50以上。


動く様子はない。


どれもこれも、まるで体を抉られたようなデカい傷がある。




人間の死体は・・・見当たらないな。




「一体どういうことなんだ・・・状況の説明がまるでつかない」




西側集落で虐殺をやったやつらか?


・・・いや、アイツらの武器は弓のはず。


別働隊でもいたのか?




「・・・」




俺が考え込んでいると、神崎さんがゾンビ山に歩み寄った。


そのままゾンビの死体?を検分している。


何かわかるのだろうか。




「・・・このゾンビたちは、全て銃によって処理されていますね」




「銃、ですって?警察が近くにいるんですかね」




「いえ、これは・・・」




神崎さんが、地面から何かを拾い上げる。


小さい金属の筒のような・・・あ、あれは空薬莢か。


見れば、地面に結構な数が落ちている。


ゾンビしか見えてなかったからわかんなかったな。




「警察のものではありません」




「えっ・・・じゃあアレだ、ギャングとかヤクザ的な・・・?」




「見た所、規格が同じものばかりです。それにこれは軍用の強力な弾丸です・・・この付近に展開している自衛隊は確認されていませんし・・・恐らくこれは・・・」




不意に、詩谷で見た光景を思い出す。




「あの、詩谷にいた外国の駐留軍・・・?」




ゾンビを解剖しようとしていたあいつらだ。




「そうかと思われます。一体何が目的かはわかりませんが、こちらにもいるようですね」




くそう、わからんことだけが増えていくな。


虐殺者に、目的不明の外国軍。


・・・どうやらこっちは本当にハードモードらしいぜ、大木くんよ。




とりあえず、ここから移動することにした。


ゾンビは腐らないから、この状況がいつ発生したのかわからない。


ひょっとしたらまだ近くにいるかもしれないしな。


以前の様子を見るに、人命救助に奔走しているようでもなかったし。




消防署を後にする。


特に見るべきものもなかったし、残留物も利用できそうなものはない。


消防車も完全に壊れているし、燃料も空だった。


ええと、次はスーパーだな。






やはり家は無人が多い。


誰かいたとしても老人ゾンビばかりだ。


もっとも、一軒一軒中まで確かめているわけじゃないから見落としはあるだろうけど。




道をうろつく老人ゾンビ1体を倒したが、反応は鈍いし動きも遅かったから楽勝だった。


こいつらに関しては、普通のゾンビより対処は楽そうだな。




そうこうしていると、前方にスーパーが見えてきた。


西側集落のものより店も大きく駐車場も広い、さすが全国チェーン。




駐車場の車の影から、単眼鏡で店内を偵察する。


・・・やっぱり老人ゾンビばっかりだ。


生きている人間は見た所いそうにないな。




「ここも、ゾンビの発生は平日の昼前だったんでしょうねえ」




「ええ、そのようです」




うーむ、同時多発的に発生したのはわかってるけど・・・


いきなりゾンビになるってのはどういうことなんだろうか。


今まで知った情報や神崎さんの話から、ほぼ確実に事実だとわかるけども。


・・・やめやめ、もう知らん。


考えても仕方ないな。




このままここにいてもどうしようもないので、とっとと移動しよう。


そういえばここの地区、綺麗な放置車両が多いな。


ガソリンの補給先にリストアップしておこう。


まだまだ余裕はあるけど、いくらあっても困らないからな。






そのまま道なりに歩いていくと、『原野支所』の看板が。


役場ね・・・さてここはどうだろうか。




物陰に隠れて近付く。


役場の周辺だけあって、ここは若干建物が多い。


ゾンビに気を付けなければ。




「うわあ・・・この地区に若い人がいなかった理由が分かりましたよ」




役場周辺は若者でごった返していた。


若者というか、若いゾンビだが。




「初期の避難所はここだったようですね・・・」




後ろで神崎さんがこぼす。




倒れた簡易テント。


ぶちまけられた補給物資。


そこら中に散らばる何かのパーツ。


乾いて黒くなった血痕。




大惨事が容易に想像できるな。


風に乗って何かが腐ったような臭いがこちらまで漂ってくる。




役場前の駐車場がご覧の有様で、奥に見える役場本体も散々な状況だ。


2階建ての建物なんだが、ガラスというガラスが割られている。


正面玄関もドアごと破壊されているし、中にゾンビまで詰まっている。


フルコースで荒廃している。


スーツと作業着のゾンビが多い・・・職員の皆様かな?




若いゾンビが多いし、役場に用事もない。


どう見ても生存者はいなさそうだし。




「神崎さん、役場に用事ありますか?」




「いえ、偵察には関係ありませんから。各種書類の回収はいずれ後続部隊がやるでしょう」




なによりこの数のゾンビを相手取るのはいささか厳しい。


逃げ回りつつ処理すればいけるだろうが、リターンがなさすぎる。




ここも移動だな。


ゾンビに察知されないようにそっとその場を後にする。






残っている大きい施設は、東側集落の端にある廃校だ。


望み薄だが、高柳運送よりも大きい唯一の建物だ。


生き残りが避難している可能性もゼロではない。


特に関わる気もないが、偵察はしておかないとな。




移動中、道端に駐在所を見つけた。


そういえば駐在所もあるよな、一応村だったわけだし。


確認しておくか。




身構えながらドアに手をかけて開け・・・あれ?


鍵がかかっているな。


おっと、駐車場にパトカーがないじゃないか。


ふむ、出動中か?




駐在所には家族が一緒に住んでいるはずだが、後ろの住居部分も静まり返っている。




「家族ごと避難したってことか・・・?」




「今までにパトカーは見かけませんでしたし、龍宮市方面に行ったのでしょうね」




ふう、なんか今回の探索は徒労ばかりが目立つなあ。


元々人口が少なかったのもあるんだろうが。




まああれだ、ゾンビの数も少ないしこれなら後続の自衛隊の人たちも楽に活動できるだろうな。


・・・後続が来るのがいつになるかはわからんがな。




気を取り直して廃校に向かおう。




相も変わらず無人かゾンビしかいない住宅を通り抜けて歩く。


昨日の影響か、公園を見かけると身構えてしまうな。


こちらの公園は平和なものだ。


サクラを連れて来てやりたいなあ。




住宅地が終わり、開けた場所に出た。


左右は放棄された田んぼ。


奥に見えるのは・・・廃校だな。


四方を田んぼに囲まれて、ぽつんと建っている。




ここから見る限りでは門と塀に遮られて何もわからん。


屋上と3階・・・だろうか、そこしか見えないな。


距離も少しあるし、肉眼ではそれが限界だ。




周囲に遮蔽物がないから、あちらからは丸見えの形になる。


もし人間がいるなら容易に発見されるな。


このまま進むのはちょっと気が進まないな。




少し戻り、適当な家に当たりを付ける。


この家は3階建てか、これがよそさうだな。




塀に登って、軽く助走をつけて2階の屋根にジャンプ。


おっと!滑りそうになった。


危ない危ない、こんなところで大怪我したら大変だな。


3階の屋根に手をかけて登り、屋根の上で一息つく。




神崎さんはスルスルと何事もないように登ってきた。


はー、かっこいい。


俺ももうちょいスマートに決めたいところだ。




廃校に対して死角になる屋根から頭だけを出し、単眼鏡を構える。


反射しないようにヘルメットも脱ぐ。


ここまで登って発見されたらただのアホだからな。




単眼鏡で廃校を覗く。


・・・門に有刺鉄線が巻かれている。


人の手が入っているな。


元からあんなデザインの学校なんてありゃしないだろう。




校庭には何台かの車が停まっている。


見た感じ、廃車というわけではなさそうだ。


その証拠に、車の下に真新しい轍が見える。


どうやら生存者がいそうだな。




お、校庭に人影が!


3人の・・・男が何やら立ち話をしている。


久しぶりに生きた人間を見たな。




「神崎さん、見てくださいよ生存者が・・・」




「隅・・・」




「へ?」




「校庭の隅、です・・・右側の」




呆然としたような神崎さんの声。


何だろう。




えーと校庭の右の隅・・・


・・・!?






校庭の隅、そこに何かを燃やしたような跡と。


雑多に転がされた死体がある。


女、子供、老人・・・今度は多種多様だが、若い男は少ない。


その全てに矢が突き刺さっている。


もしかしてあれは・・・






「・・・やったのは、西側集落と同じ奴らか?」




思わず声が漏れる。




そうしていると、初めの3人の男たちが死体の前まで歩いてきた。


奴らは談笑しながら、死体から矢を回収し始める。


時折冗談か何かに反応したのか、ゲラゲラと笑っている様子もある。




まるで野菜でも収穫するかのように、奴らは矢を回収していく。


深く突き刺さりすぎていたのか、1人の男が子供の死体を踏みつけて矢を引き抜く。


腹いせなのかなんなのか、その男は何かを叫びながら死体を蹴り飛ばした。


その様子に、仲間が笑いながら手を叩く。






知らずに噛み締めた歯がぎしりと音を立てる。


腹の底が熱い。


怒りでうなじの毛が逆立つ。




「・・・もっと確かめる、必要がありますね。あの死体が、ゾンビの可能性もあります、から」




自分に言い聞かせるように、ゆっくりと口に出す。


今からでも乗り込んで大暴れしてやりたいが、まずは偵察しなければ。


ひょっとしたら普通にゾンビを退治している生存者かもしれないし。




「・・・はい」




神崎さんも同じ気持ちのようだ。


唇が白くなるほど噛み締めている。






その後も屋根の上から偵察を続ける。


どうやら、今廃校にいる連中は全部で約20人ほどのようだ。


校庭の3人以外にも、体育館や校舎内といった場所で確認できた。


カーテンが閉まっている教室や、角度によって見えない場所もあるから最低でもそれくらいということである。




ほとんどが若い男だが、若い女性の姿もある。


無理やり連れてこられているのかと初めは思ったが、男たちとの様子を見るにそれはなさそうだ。


なにやら楽しそうに話している。




あの死体さえなければ、大学生のキャンプ風景に見える程和やかだ。


死体があるからこそ、一層その異常性が際立つわけだが。




しばらくそうして見ていると、動きがあった。


男たち何人かが、死体を校庭まで引きずり始めた。


何をする気だ・・・?




先程よりこちらに近いところまで死体が来たおかげで、見たくもないものがよく見えるようになった。




恐らく・・・ゾンビじゃ、ない。


中学生くらいの女の子と、男の子の死体だ。


頭部には何の損傷もない。


ゾンビなら頭部以外の損傷で死ぬ?わけないしな・・・




男たちは楽しそうにその死体を、校庭にあった鉄棒に立たせた状態で縛り付けた。




すると2人の女が停まっている車に走り、中から何かを取り出す。


・・・いろんなパーツが付いてる。


アーチェリーの弓だな、あれ。




男たちが持っている弓の方は、和弓とは違うしアーチェリーの弓とも違う。


なんだあれ。


中世ヨーロッパが舞台のアクション映画で見たような・・・?




男たちが黒板を車に立てかけた。


『マユ』『キミ』と名前のようなものと、その下に『  点』と書かれている。


あの2人の名前だろうか。




校庭に引かれた白線の上に立った女2人は、楽しそうにそれぞれの獲物を構え・・・




・・・ああ、クソ。


それ以上言いたくない。




男たちはその結果に一喜一憂し、大変楽しそうである。


白熱した様子で黒板に点数を書き込み、やんややんやの大騒ぎだ。


・・・どうやら、頭部は得点が高いらしい。




吐き気がする。


屑どもが。




「・・・間違いないですね、アイツらが西側集落をやった奴らだ」




「そう、ですね」




ひょっとしたら違うかもしれんが、もしそうなら壊滅させる対象が増えるだけだ。


何の問題もない。


ああ何の問題もないとも。




「・・・やっちまいましょう、神崎さん。生かしておくと碌なことになりそうにない」




神崎さんは、俺の言葉に無言で頷いた。


その目には涙が溜まっている。




俺たちの仕事は偵察だが、アレくらいの人数はなんとかなる。


それに、放置しておけば獲物を探して遠征くらいしそうだ。


位置関係からして、詩谷の方に来そうでもある。




・・・まあ、それはただの理由付けだ。


本当は俺が我慢できないだけである。




アイツらが、今この瞬間生きてるだけで我慢ならん。


残らず地獄に叩き落としてやる。




単眼鏡から見える、楽しそうな奴らに向けて呟く。




「好き放題やって来たんだろ?じゃあ俺に・・・好き放題やられても文句ないよな?」




俺はこの上なく楽しそうな奴らを、単眼鏡越しにありったけの殺意を込めて睨みつけた。

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