第8話 クリスマス〜後編〜

「単刀直入に言いますと長くても残り8ヶ月となります...」


「そうですか...」


「こちらも出来る事はやってみますので諦めずに共に頑張りましょう」


「はい、ありがとうございます」


そして診察が終わり会計も済ませて帰っていた


「あと8ヶ月か...高3にはなれそうだけどまだ8ヶ月生きれるか分からないんだもんな。思えば幸せな人生送ってるな俺って。もう悔いなんてないかもしれない。頑張って受け止めよう」


そして家に着いて玄関の扉を開けた


「ただいま〜ごめん遅くなったケーキ買ってきたよ」


「おかえりー!!!もう待ったよぉ!」


1番最初に声をかけてきたのは夢香だった


「うわ、びっくりしたぁもう居たのか悪いな待たせて」


「いいよ!クリスマスパーティ始めよ!!」


「あぁ、これ準備父さんと母さんと夢香がやったのか?」


「そうだよ!凄いでしょ!」


「あぁ、凄いな...うっぐすっ」


「え、何、大丈夫???」


「心配すんな大丈夫だ」


俺は父さんと母さん、そして夢香の笑顔を見て涙が溢れた。

俺はその時思った。まだ死にたくない。こんな素晴らしい家庭で一生過ごしていたいと

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