ーTerms




【組織】

○魔法省魔法管理庁・魔法警備局 公安警察部 魔法犯罪取締課

 「特殊魔術犯罪広域対策室第1班『梟』」


 法に触れる罪を犯した魔法使いや、問題を起こした幻想生物種を捕獲・管理する「魔法警備局・公安警察部」のうち、あらゆる別部署が投げ出した案件や、ヘルプを求める案件、上層部からの案件処理する部屋。

 「ナンデモ係」と呼ばれており、たいていの場合、他の部署から爪弾きにされた者達が辿り着くとも……。

 

【人間】

非魔法種アデン

 人口のおおそ九割を占める。魔法や目に見えない幻想種レヴェリーを認識できない。実体化したものを認識、知覚することはできる。

 魔法使いと一般人は共存しているが、地域によっては魔法使いへの差別や偏見も残る。


魔法種アデイラ

 ハルフ:魔法を使うことが出来ない魔法種。

 

 ギリア:生れながらにして魔法を使うことができ、生物学的にも非常に優れた能力を持つ(上位3%)

   

 カリア:生れながらにして魔法を使うことができるが、その能力はギリアよりは劣る。

    

 魔法は遺伝することが基本であるとされるが、なかには突然変異として現われるものや、非魔法種の者から魔法種が生れることもある。魔法の能力が学生することを、「目覚め《ダブリック》」という。大抵の場合、10歳までに生じる。


○スピル

 魂の分身や守護精霊と言われる、動物の形をした霊的存在。ギリアやカリアの精神が形となって実体化したもの。


 場合によっては見ることができるが、大抵、非魔法種はその姿を見ることができない。ハルフは微かに感じ取ることができる。


 本人の精神状態によって、スピルの姿も変わるが、10歳から思春期を過ぎるころにかけてその形は一定に収まる。逆に、子どもの頃のスピルは形が不定で、どんな動物の姿にも変わることができる。基本的には本人であれば触れることができ、他の人が触れることは拒む。心の底から信頼している者には触れさせることもできる。

 同じギリアやカリアによってスピルが害されたり殺されたりすると、本人も怪我をしたり死ぬ事もある。


○バウン状態

 魔法を使いすぎたり、魔法に飲み込まれたり、魔法を制御できなくなる状態のこと。

 バウン状態に陥ると、まず全身に苦痛が生じ、意識が混濁し、精神が錯乱し始める。バウン状態から抜け出すためには同じギリアからの「呼びかけ」が必要となる。しかし「呼びかけ」が失敗すると、「呼びかけ」を行ったギリアにも反動が生じる。

 バウン状態になると、スピルは獰猛になるか、瀕死の状態の二極化になる。

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