第279話 猫の値段 =^_^=

 私が良く行くホームセンターには、ペットショップコーナーが有る。

 規模は小さいペットショップコーナーで有るが、犬や猫。小鳥や熱帯魚が売っている。


 その中でも私は、猫を見るのが好きで有る。

 私は犬より断然猫派だ!!


 小鳥や熱帯魚も気に成るが、猫の方が私は良い!!!

 いずれは猫を飼ってみたいと感じるが、今の私の生活力で、猫を飼うことは出来ない!!///


 猫も種類や性別から、値段の幅も大きい!

 同じ猫でも、エリートから落ちこぼれ(!?)が存在する。

 高級猫は数十万円以上が当然だが、お買い得猫(!?)は、十万円以下でも飼うことが出来る。


 この日は、3匹のメス猫が各ゲージに居たが、やはり一番高い猫は美人猫で有る!///

 ちなみに、オス猫はその日いなかった。

 その、一番高い猫は私を見ると、可愛く鳴いてくれる!!❤


『にゃー♪』


「……//////」


 その猫を見て、私は愛おしく感じてしまうが、残念ながら眺めるだけで有る。


『―――zzz』


 次に高い猫はお昼寝中で有ったが、寝ている姿も可愛い!!♪

 だけど、この猫は、今日初めて見た猫では無い。


 可愛い猫で有るが、私がその猫を初めて見た時から、三カ月以上の時が経過している。

 値段もその時から据え置かれており、販売店の強気態度もうかがえるが、そろそろ誰かに飼われないと……その猫は最後、悲惨な運命を辿ってしまうだろう!?///


『……』


 最後は一番お買い得の猫で有るが、野良猫よりかは可愛い!

 愛嬌のある表情だ!!

 でも、ペットショップで買うタイプの猫ではないと、私は感じてしまう。


 余り書き記したくないが、このお買い得の猫は子どもに”せがまれて”、親が渋々飼う系統の猫だと感じる。

 お買い得の猫でも、家族の一員に問題無く出来るが、周囲に自慢するタイプの猫ではない。


 私は、そのお買い得の猫を見て考える……


(……人間と同じように、猫もランク付けをされる)

(そして、この猫は……本当の猫好きの人でないと、飼われないタイプの猫だ!)


(私に……猫を飼うだけの生活力と環境が有れば、この猫を飼えるのに……)


『……』


 その猫は私の方を見つめるが……私は困った表情をするしか無かった。


(ごめんな…!)

(良い人に飼われろよ!!///)


 私はその猫に心へ呟いて、ペットショップコーナーから立ち去るしかなかった。

 人間社会も悲惨だが、ペットの世界は、人間社会以上に残酷だ!

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