第271話 絵描きは終わる?

 AIを活用した産業が、凄まじく成長している。

 画像認識なんて、お手の物である。


 これを活用して、歩行者天国の人数をカウントしたり、良品・不良品を瞬時に振り分けたりすることが出来る。

 防犯カメラなどのセキュリティシステムにも、AIが活用されれば、犯罪者の検挙ももっと上がるだろう。


 ☆


 多数あるAI産業の中で、特に私が興味があるのは、AIによるイラスト生成で有る。

 大まかな下書きを書いて、読み込ませれば、美少女・美少年イラストをAIが生成してくれる。


 今までのAIイラスト生成は”いまいち”で有ったが、とある所のAIイラスト生成はずば抜けている!!

 冗談抜きで、中流イラストレーターは要らないぐらいで有る!///


 この分野は、更なる成長が見込めるだろうから、それによって、中流以下のイラストレーターは非常に厳しい状況になるだろう。


 ☆


 私も一応。一人のイラストレーターで有るが、完全下手くその部類で有る。

 綺麗や美しいイラストを、私も目指したが……才能が無かったので、ある所でレベルが止まってしまう!///


 また、多数の固定ファンを掴めなかったことから、私はイラストレーターを諦めて、小説へ転向してしまった!!///


 ……


 そして、いま。

 中流イラストレーターを駆逐してしまう、AIイラスト生成サービスが誕生する。


 あの時……私はイラストレーターにしがみついていたら、このサービスの誕生によって、完全に人生を終わらさせていただろう!?


 今回誕生したAIイラスト生成サービスは本当に、イラストレーターに脅威で有る!

 今回のサービスは海外製なので、前回のようにデモを起こしても、止めることは出来ない。


 前回それが出来たのは、国産サービスだったからで有る。

 私は、AIイラスト生成サービスの、サンプルを見ながら考えた。


『もう、絵描きの時代は終わりだな……』

『ブランド化できたイラストレーターさんは生き残れるが、それ以外は近い内に駆逐される』


『却って、イラストレーターは生き残れるかも知れないが、これもAI次第だからな……』

『どちらにせよ、真の一流以下のイラストレーターは、彼奴AIには勝てない……』


 もう、イラストがえがけるで、お金が貰える時代は終わろうとしている……

 特定ジャンルはまだ、当面良いと感じるが、AIがそっち方面に進出してきたら終わりだ!!


 二次創作も、AI様が描く物に対しては、グレーゾーンらしいのでやりたい放題らしい!?


 そして、近い内にこの小説界も、新型AIノベル生成サービスが誕生して、イラストレーター達と同じ運命を辿るのだろうな……

 

 そう成る前に、私と私の作品をブランド化出来るかな!?

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