第255話 可哀想
見ず知らずの”おっさん”が野垂れ死んでいても、涙を流す人は少ないだろう……
また、中年男性が自殺しても、誰も気にとめないだろう。
だが、これが若い女性や”子ども”とも成ると、途端に涙を流す人が増え、大騒ぎを始める。
また、法改正や行政支援を求める声も出る!!
これは若い女性や”子ども”が、弱い生き物で有ると大人たちは認識しているから、可哀想と感じて涙を流したり、大騒ぎをするので有る。
中年男性の場合は基本……自業自得の言葉で纏められてしまう。
命は平等で有るはずなのに、性別や年代によって命の重さが変わってくる。
当然、子どもの命がとても重く、次に若い女性と成って……最後は中年男性と成って行く。
可哀想という意味は、相手を下に見ているから感じ取れることで有る。
もし、これが上なら……”ざまあみろ”に、変わってしまうかも知れない!?
そして、一番厄介なのは、その悲劇に同情して、
身内や顔見知りの人では無いのに、何故か勝手に悲しんで、更に自分勝手なこと言う。
それは、可哀想を演じる『私の良さを見て欲しい!』の、欲望も備わってしまっている!
そうでなければ、赤の他人を悲しむ事なんて出来ないからで有る!///
可哀想という言葉は、相手を思いやる言葉では無く、相手の気持ちを理解した振りをして、相手から信頼や信用を貰う言葉かも知れない!?
だって……可哀想な人を助けて、得をすることは有っても、損をすることは無いから……
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