第203話 リチウムイオンバッテリー

 モバイル機器には欠かせない、リチウムイオンバッテリー!(リチウムイオン二次電池)

 定番のスマートフォンから始まり、ノートパソコン、タブレットなど、殆どのモバイル機器に組み込まれている。


 近年では大容量化進んで、小型ながらでも数日間はバッテリーが持つと言う、モバイル機器には無くては成らない存在に成った!!

 利用者にとっては、とても有難ありがたいリチウムイオンバッテリーで有るが、一つだけ難点が有る。


 それは……リチウムイオンバッテリーを処分する時で有る。

 リチウムイオンバッテリーを燃えるごみや、不燃ごみで出しては行けない。

 回収時の火災原因に成るからだ。


 知っての通り、リチウムイオンバッテリーに過剰な圧力を掛けたり、内部が破損すると、発火する危険性が非常に高い。

 更に爆発的炎上するので、一度発火したら、先ず手に負えない!!


 原則、二次電池回収協力店に持参するか、スマートフォンなどの場合は販売店で本体ごと回収して貰う。

 一部の自治体では、二次電池の回収を行っている自治体も有るそうだ。


 だが、例外が有って、寿命で膨らんだリチウムイオンバッテリーの回収を、断る店舗が有る!!


 寿命で膨らんだリチウムイオンバッテリーは、膨らんでいないのと比べて危険性は高いが、直ぐに爆発する物では無い。

 安全装置が組み込まれている筈だから、爆発する前に安全弁が作動して、大事には成らない作りに成っている筈だが……


 しかし、一部の店舗はリスクを避けたいが為、回収拒否をする!

 そう成った場合は、膨らんでいても回収してくれる店舗を探すか、メーカーや自治体に相談するしかない。


 これが、リチウムイオンバッテリーの厄介な所で有る。

 便利な物で有るが、処分する時は気軽に処分が出来ない!!


 特に一番厄介なのは、通販サイトで販売されている、格安リチウムイオンバッテリーシリーズで有る!!

 高容量で有り、値段も安いが、国内メーカー品及び流通品では無いので、二次電池回収団体が明確に回収拒否をしている!!


 処分のことまで意識すれば、海外メーカー品のリチウムイオンバッテリー系統を買うのは、安全に処分が出来るルートが無い限り、購入を控えた方が良いだろう……

 最後の手段で自治体に相談すれば、何かしらのアイディアは貰えるだろうが、たらい回しにされる恐れも有る!!


 大変、便利なリチウムイオンバッテリーで有るが、通常以外の状態に成った時や、海外メーカー品の場合、処分が非常に難しくなる!!

 理想は国内メーカー品及び流通品を使い、リチウムイオンバッテリーが膨らむ前に、都度交換するのが相応しいのだが……

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