第140話 半人前

 私は半人前だ……

 ヘルプを求める人も完全に助けられない……

 所詮、私が可愛い子だ……


 私が、”のうのう”と生きている間に、生死を彷徨さまよう人たちや、自殺を考えている人だって現に居る!!

 私は……生きる道を間違ってしまった人間だ!!


 それに導ける道は現実に有ったのに、詰まらない意地で、その道を自ら破壊してしまった……

 くだらない口論で、私は未来より、私の意地を執ってしまった。


 余り深く記せないが……私に信頼を寄せてくれて居る人が、窮地に立たされている!!

 生きる悩みをしるしているのに、それを批判する馬鹿が居る!!


『てめぇの見栄だけで、その子の人生を左右させるな!!』


 そう、私は直感的に感じたが、所謂いわゆる私は無能で有る。

 ポリバケツの蓋にも成れない人間で有る……


 私は直接支援を考えるが、それは理論上出来ない!!

 その繋がりは、有るようで無い道筋で有るからだ……


 私が半人前で無ければ……


 どうして、あの時。詰まらない意地を張ってしまったのだろうか??

 れ言を聞き逃していれば、助けられる人を助けられたのに……


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