第50話 餓鬼食い
最近、食べ方が汚くなった気がする。
がっつく様に食べ、また食べる量も増えた。
急いで食べる必要は無いのに、大口で食べて、ろくに噛まずに飲み込む。
口の中いっぱいに食べ物が有ると幸福感は感じるが、体に良い食べ方では無い。
そして、食べる量が増えても運動量は変わらないから、体重にも当然変化は起きる!
本当に
食べ物の味を味わうのでは無く、満腹感を満たすために食べ物を押し込む。
どうして、こう成ってしまったのだろうか?
ストレスが原因なのか、満腹感で幸福を得ようとしているのか、恐らく両方だと私は感じた。
人間、一番幸福を得やすいのは食べる事だからだ。
この国は食べ物を捨てるぐらい、食べ物が溢れている。
更に諸外国と比較して、食品や食事の値段が安いから、欲求不満を解消するには持って来いで有る。
唐揚げやフライドポテトなどの油物、スナック菓子、ケーキやビスケットなどの甘いお菓子。安いので有れば数百円から買える。
こんなに気軽に、欲求不満を解消出来るのは、食べる以外の方法は無いだろう。
今日も『何処かで、いい加減止めなければ……』と感じながらも餓鬼食いをしている。
体を壊すまで、それを止める事は出来ないだろう……
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