第39話 約束
『私やっぱり一緒に行けないや』
そうアヤネさんが言った。
『な、なんで?』
俺は動揺している。
『えーとね、私自身が弱いのと、ちょっと怖かったし足を引っ張ると思うから。私も受付嬢だけどそれは書類仕事と報告の確認で見るのは魔物や動物の死体。私は人の死体は初めてなんだよね。一応そういうのに慣れないといけないんだけどやっぱりちょっとキツいかな。だから一緒に行けないや』
『うん、分かった。怖い思いさせてごめんね』
『ごめんね、その代わりって言ったらなんだけど、またいつか会ってくれる?』
その答えならもう決まっている。
もちろんYesだ!
『おう!いいよ!呼ばれたら絶対に即効で会いにいくよ!』
『ありがとうケイくん!!』
アヤネさんは罪悪感があったのだろう。暗かった顔が俺の一言で笑顔になった。
その顔には光に反射してキラッと輝く雫がある
やばい、行きたくなくなってきた。
なにか連絡とか取れるやつ作れないかな?
スマホか?いやダメだ。電波がないから電話出来ねえ。
よくアニメとか漫画である押すと通信が来る道具とかは行けそうだな!
それならどうやって俺に通信を飛ばすかだよな
──マスターさんよぉ〜、それなら自分の魔力の波長を組み込めばいいんだよ、そうすりゃ遠くでも信号が届くからな──
え?マジ?そんな事できるん?
なぁークレハそれどうやってすんの?
──とりあえずその道具の器を作ってそこに魔力を注ぎ込むだけ、簡単だろ?───
簡単だな!ありがとなクレハ
俺はクレハと心の中で会話しながら片手剣になっているクレハを撫でる。
──やめろ、くすぐってぇw───
あながち嫌がってねぇじゃん!
とりあえず─錬成─
イメージは腕輪がいいよね。
そして見た目だな。色は銀色にして、そこに
虎と狼の彫刻を小さく入れて完成だな!
そして出来上がった腕輪に俺の魔力を込める。
『アヤネさん、これを付けて。これがあれば俺がどこにいても会話が出来るから!』
そして俺は同じ腕輪をもう一個作る。
そして自分の右腕につける。
『これでお揃いだねケイくん!』
アヤネさんは嬉しそうに言ってくる。
最後にその笑顔が見れたからよかったな。
『そうだね!それじゃ、俺は行くね。
短い時間だったけどありがとうね!
お前らも悪さすんなよ!絶対だからな!
次なんかやったらアヤネさんに報告してもらって玉蹴りに行くからな!』
『うっ、それは辞めてくだせぇ.....』
『冗談だよ、まぁ冗談にならねえように頑張れよ!じゃあな』
そして俺は3人とギルドの扉をあけて外に出ようとする。
『ケイくん!!!!』
『どうしたのアヤネさん?』
『私は、あなたの事が..............大好きです
だから次会う時はデートしてね!!』
そうアヤネさんはとびきりの笑顔で言ってきた
『おう!分かった!!約束だ!!』
そう言い俺はギルドの扉をしめ王国を出た。
<あとがき>
どうも作者の凪津です!
これでこの作品『下級職で異世界順応します!』の序章が終わりを迎えた感じですね!
まぁ読めば分かると思うんですけど、順応とかそういう問題じゃなくて無双してますね笑
どうせならタイトル変えて下級職で異世界無双します!にでもしましょうか?笑
とりあえずこれから新しい章に入って行くわけですが、なんと地獄の中間テストが始まりました。担任から学校サボりすぎて単位やべぇぞこんちくしょうと言われたもんで頑張らないとです!てへ(ノ≧ڡ≦)☆
まぁ雑談はここまでにしておいて、作品のフォローや応援、♡や⭐⭐⭐にして頂けると励みになりますのでよろしくお願いします!
長々とあとがきを書いてしまい申し訳ないです
ここまで読んでくれた方々には書籍化すれば俺は私はこの作品の古参なんだぜ!(๑• ̀ω•́๑)✧ドヤァという古参マウントを取る権利を与えます!
それでは失礼しますm(*_ _)m
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