一時小休止

「ねぇお兄様、私たちここで何してるのかしら」

「なぜかいらぬ他業務に押されているな」

 シレアは夏。山麓といえど多少は暑くなり、日々過ごしにくい。

「これもう三〇枚目よ」

「休憩を入れるか」

 筆を置いた時、大臣が姿を現した。

「御二方、遊びはまずここまでですぞ」

 長く骨折れる仕事が待っている。


 *


 ここまで140字の戯れにお付き合いありがとうございます。延々と続きそうな140字、一度閉めようかと思います。

 長編と保留短編もありますし……。


 140字の縛りは意外に難しく、言葉選び等の勉強になりました。

 書いていても楽しかったです。

 さて、本人たちも遊んでいないで真面目に長編に行かなければ。仕事も忙しくなりますし。

 手遊びは必要なので、また新たに連載中に切り替わるかもしれませんが、こちらは一旦、きりのいい30話で完結ボタンを押します。

 これにご興味を持っていただいた方が本編も来てくださると嬉しいなぁ。


 作者とシレアのお遊びにお付き合いいただきありがとうございました。遠からずまたお会いする日まで。



 蜜柑桜

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