でも殿下、ご飯用意されてません?
午後の会議の後、調理場に珍客が現れた。
「おや殿下、政務は終わられたので?」
「今日はあと少しで切り上げるが、料理長、今晩の私の食事は抜きで」
「お出かけですか」
「西区の赤馬亭に呼ばれている」
すると料理長は包丁を台に置き、棚から壺を取り出す。
「主人にお渡し願いますぞ」
「新作勝負中か」
※料理長は黙認。王子をお遣いに使ってはいけません。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます