第2話 通常の1日
たーまるは、昨日団子を食べられたのでとっても嬉しそうです。
ですがほのぼのしすぎると、なんか危なそうなので、そんなにほのぼのしないことにしました。
ドスッ
後ろから音がしました。
振り向くと、テントウムシさんが逆さまになって、もどれなくなっています。
たーまるは1分間マッチョポーズをして、テントウムシさんを助けに行きました。
ですが、たーまるの手の幅は1cmなので、なかなか助けてあげられません。
すると、後ろから3歳くらいの女の子と、その子のお母さんが来ました。その子のお母さんは、「佐紀ちゃんテントウムシさん可哀そうだね、助けてあげようか」と、
テントウムシさんを元に戻してあげていました。それを見て、たーまるは少し悔しくなりました。ですが、たーまるはテントウムシさんにきずけただけですごい、と
少しドヤ顔をしました。
疲れたので、たーまるは家に帰る事にしました。
てく てく てく
家につきました。
たーまるの家は、お団子屋さんの後ろにあります。朝食はいつも団子です。
お店から盗んだ、きれいな白い団子です。
たーまるの一番お気に入りの場所はコケの生えている場所です。
そのコケのにはいつも、色が鮮やかな赤に可愛い水玉模様のキノコが生えています。そのキノコを収穫して食べると、とってもおいしいのです。
それが、最近のたーまるの趣味です。
たーまるの小さな家には、小さなテレビもあります。
たーまるは、テレビを見て口がパカーンとあきました。
すると、急にどこからか団子が飛んできました。口の中にポーンと入りました。
たーまるは、また大喜びをしました。
「ラッキーサービス!」
とたーまるは、寝る前に言いました。
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