【TO:2】用語解説 〜ポジションについて〜


[この世を統括せし全知全能の神にして創造神の超絶モテモテ美少女、女神ネイスの初心者でも分かるバスケ用語クリニック!!]



ネイス「みなさぁん! こんにちわぁ! カワイくて有能な創造神こと──美少女女神ネイスですよー! じゃあじゃあ、今日も楽しくバスケ用語の解説いっちゃいましょ〜〜! ではさっそく本日の素敵なゲストをお呼びしましょう! レオリオラ王国の第一王子"レオン"くんとその妹、"レア"ちゃんのお2人で〜〜す!」パチパチパチ


レオン「ご機嫌よう諸君! レオリオラ王国第一王子"レオン・レンドール・レオリオラ"だ!」ドヤァ


レア「同じく第二王女の"レア・レンドール・レオリオラ"ですっ!」


ネイス「いや〜〜ほんと最近はバスケットボールの話題トピックが尽きないですよね! 五輪オリンピックを前に強化試合がテレビで放映されたり、NBAファイナルがやっていたり……」


レオン「うむ! 特に前々からやっている国際強化試合はかなりの盛り上がりを見せているな!」


レア「昨日の八村選手のダンクっ、すごかったです!」キラキラ


ネイス「うんうん、NBAのチームの一つ、"トロント・ラプターズ"と念願の本契約を結んだ渡邊雄太選手の活躍もスゴイですよね!」


レオン「あぁ! それに加えオーストリアのプロリーグで活躍中の"馬場選手"やサンロッカーズ渋谷の"ベンドラメ選手"、Bリーグ初の年俸1億年選手"富樫選手"に帰化枠招集の"ギャビン選手"……選りすぐりの日本代表選手たちが揃っているからな! 五輪オリンピックの予選グループはスペインにスロベニア、アルゼンチンと中々強敵揃いだが……その中で日本も頑張って頑張って、『日本代表は強いんだぞ』と世界に誇示して欲しいものだ!」フンス


レア「番狂わせにも期待しちゃいますっ!」ワクワク


ネイス「お〜〜2人とも、今日は輝いてますね〜〜! じゃあ今日も説明役と聞き役、お願いしますね!」


レオン「任せてもらおう! ……ところでどうでもいいが女神よ、その後付けの"ぷりぷりぷりちーかわいいめがみキャラ"は少々痛すぎるのではないか? 少しは年齢を考えて────」グシャリ‼︎


レア「お、お兄様────っ!」ワーン



※しばらくお待ちください。



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【バスケットボールのポジション】について



レオン「……まぁ前回と同じ流れだからカットされるわな」


ネイス「2度も同じことやるのはクドイだろ?」


レア「それはそうとお兄様、何気におかしな耐久力と回復力してますよね……」


レオン「当たり前だろう? 解説キャラなんだから……」


ネイス「どーいう理屈だよ」


レオン「さて、それはさておき我が妹レアよ。"バスケットボール"には様々なポジションが存在しているのはもちろん知っているよな?」


レア「はいもちろんです!」


ネイス「まーさすがに知ってるよな。じゃあちょっとそれぞれのポジション挙げてみな」


レア「えっと──ゴールド小さな金スモールゴールド、スモール……」


ネイス「ちょっと待てや! しょっぱなからおかしいだろ! "金金金"って、ね●み小僧かおめーわ!?」


レオン「例えが古いのはねんr──経験の差なのか?」


レア「す、すみません〜〜! だ、だってみんな"G"とか"PF"とか……略称が多すぎるんですよ〜〜!」アワアワ


ネイス「おい王子アホちゃんと聴こえてるぞ殺すぞ」


レオン「流れるような神からの殺害予告は置いといて……確かにバスケットボールの表記は略称が多いな! それも後々説明していくとして……今はポジションの説明をするぞ! ……ではまずは以下の表を見てほしい!」ゴソゴソ


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[バスケットボールの5つのポジション]


①ポイントガード(略称:PG)


②シューティングガード(略称:SG)


③スモールフォワード(略称:SF)


④パワーフォワード(略称:PF)


⑤センター(略称:C)


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レア「う、う〜〜ん……やっぱり文字だけ見ても分かりませんよ〜〜」


ネイス「まぁまぁ、ここはバカ王子の説明力に期待しよーじゃねーの?」


レオン「バカは余計だバカは……ごほん。さて今列挙したポジションだが……やはり1番真っ先に説明すべきは"PGポイントガード"であろうな!」


レア「ポイントガードはお餅ですか?」


ネイス「えっ」


レオン「なにそれこわい……ではなくてだなぁ! ポイントだ、!」


ネイス「流石のツッコミだなぁ……」シミジミ


レア「さすがお兄様です!」パアア


レオン「いやそこを褒められてもだな……そんな古すぎるネタはさておき、バスケットボールにおけるポジション、"PGポイントガード"であるが基本PGの仕事は"ゲームメイク"と"ボール運び"だ」ビシッ


レア「ゲームメイクは"試合を作る事"……"チームの司令塔"って事ですよね! でも……ボール運び……? バスケットボールをころころ転がしていくんですか?」キョトン


ネイス「お遊戯会かな?」


レオン「いや実はボールコロコロさせるのは戦術としてあるのだが……今はおいといて、"ボール運び"と言うのは相手OFオフェンスで点が決まった時や相手のDFディフェンスファウルの際のリスタート時に"後ろの面バックコート"から"前の面フロントコート"にボールを持ってくる事を指すんだ」


レア「え?……そんな簡単そうに見える事、誰でもいいんじゃないですか?」


ネイス「……まーそーだな。別にPG以外がバックコートでボールを触れちゃいけないなんてルールは無いし、でもな」


レオン「そこは"大きな隙"でもあるんだ我が妹よ」


レア「隙?」


レオン「然り。そもそもバスケットボールには反則バイオレーションというものがあってだな……まぁ、細かいルールについては後述するとして、今は『スローインの際は"5秒以内"に味方にパスを出さねければならない』と言うルールと『オフェンスの際は"8秒以内"にフロントコートにボールを運ばなければならない』というルールがあるということをわかってほしい」


ネイス「つまりはだな、すっげー下手くそなハンドリングのヤツがそこでボール運びしてみ?」


レア「……ボール、奪られちゃいます!」


レオン「YES! 正解だ! レアの言う通りハンドリング(ボールを扱う技術)の低いものはそこで相手DFディフェンスに狩られてしまう……ので! そういった場面でこそ"PG"は率先してボール運びをするんだ」


レア「え、えっと……と言うことはつまり、ポイントガードさんはドリブルが上手な選手って事なんですね!」


ネイス「そーそー。基本PGやるようなやつはハンドリングを買われる事が多いからな。今で言えばハンドリングと言ったらこの人"カイリー・アービング(現ブルックリン・ネッツ所属)選手"や脅威的な髭Fear the beardことジェームズ・ハーデン選手との大型トレードでロケッツに移籍した元ウィザーズの特攻隊長"ジョン・ウォール(現ヒューストン・ロケッツ所属)選手、"スナッチバック"とか言う鬼かっけー必殺技シグネイチャームーブを持つ"ケンバ・ウォーカー(現オクラホマシティ・サンダー所属)選手"とかだな」


レオン「おっと! 我が妹レアよ勘違いしてはいけないぞ! ポイントガードにはハンドリングだけではない……高い"バスケットIQ"が必要なポジションでもある!」


レア「バスケットあいきゅー?」キョトン


ネイス「かわいい」


レオン「分かる。可愛いでしょ? うちの妹……ではなく、そう"バスケットIQ"だ!」


レア「私のバスケットIQは53万です……っ!」ドヤッ


ネイス「かわいい」


レオン「いやこれは本当に可愛い……ではなくてだな……まあ"バスケットIQ"というのはひらたーく言えば"バスケのプレーメイクにおける知能指数"みたいなものだ」


ネイス「いやまんまじゃねえか」


レア「う〜〜ん、そのバスケットIQが高かったら……どうなるんですか? もしかしてビームが撃てたりします?」


レオン「いや某軍師ではないから……そうだな。バスケットIQが高い選手は……純粋に強い」


レア「……強い?」


ネイス「小学生並みの感想だなおい!」ビシッ


レオン「いやふざけてる訳ではなく……実際、強いんだこれが。あまり上手くは言えないが……バスケットIQの高いPGを相手にする時は普段よりもその動き一つ一つに注意しなければならない」


ネイス「ガチでバスケットIQたけーやつってほんとバスケット上手いよな。ドリブルとかシュートが上手いやつはちらほら居るけど……中々が上手いってやつは見かけねーし」


レア「う、う〜〜ん。いまいちイメージが掴めません……」


レオン「まぁこればっかりは実際試合ゲームを観に行ったりマッチアップして味わないと分からないからなぁ……」


ネイス「味わったら味わったで『は? そこにパス通すか?』とか思うしな、ふつーに。なんなら試合中『うぉぉ……』って感嘆の声すら出るし」


レア「な、なるほど……ですっ」


レオン「ちなみに個人的にバスケットIQ高いなと思うNBA選手は"レイジョン・ロンド(現ロサンゼルス・クリッパーズ)選手"や"クリス・ポール(現フェニックス・サンズ所属)選手"だな」


ネイス「キングも長いことやってるだけあるよなぁ」シミジミ


レア「なんだかバスケットボールって"ドリブルが上手"だったり"シュートが上手"だったりしたら"強い"って単純な話じゃないんですね……」


レオン「そうだな! ま、後PGについて特筆すべき事があるとしたら身長が比較的低い選手がやるポジションであるという事だな! 作中でも182cmという小柄な"藍葉 亜蓮"がポイントガードをやってる様にな」


ネイス「『バスケは巨人のスポーツだ』なんて言われてっけど……さっき名前が挙がった現NBAリーグで最高のPGだって言われてる"クリス・ポール(現フェニックス・サンズ所属)選手"なんて183cmしかねぇし、"アイザイア・トーマス(現フリーエージェント)選手"は175cmだし」


レオン「なんだかどこかで聞いた名前な様な気もするが……"アレン・アイバーソン(元NBA選手、シクサーズやナゲッツに所属した)選手"なんて180cmもなかったと言われてるがその実、リーグでめちゃくちゃに活躍した事は言うまでもない!」


レア「結局"才能"って事なんですか……?」


レオン「いやいや何を言う我が妹よ! 確かに"才能"もあるがやはり1番は……」


ネイス「"努力"だよ"努力"」


レオン「どりょ……僕のセリフを盗るなよコソドロ女神が……ごほん! そうだ、やはり努力の面が大きいだろうな!」


ネイス「コソドロ女神ってなんか語呂いいけどお前は後で××××ピーッ


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[シューティングガード(略称:SG)について]

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レオン「とてもじゃないが公共電波で放送できそうにもないワードが女神様(笑)から出たが……まだまだPGについて話したいことはあるがそれは今度にとっておき、次は" SGシューティングガード"の話をしようではないか!」


レア「" SGシューティングガード"……なんだかカッコいい単語ですね!」


ネイス「 SGシューティングガードいいよな、私もシュートスキル高ぇからもしバスケやるってなったらここだな」フフン


レオン「いやお前は性格的にCセンターだろ」


ネイス「は? 今なんったおい?」グッ


レア「シュートスキル? シューティングガードさんは今度はシュートを打つ力が必要なんですか?」


レオン「レアのびっくりするぐらいのスルースキルにたまげるが……そうだ!  SGに必要とされるスキルは"シュートを決める能力"と"PGを補助する能力"だ!」


ネイス「" SGシューティングガード"は別名『セカンドガード』って言われてるからな。ボール運びなったら基本ガード陣が運ばなきゃならねーよな」グググッ


レオン「反面、試合中一回もドリブルをつかない様な砲台に徹する選手ピュアシューターもいるがな……NBAで言ったら"クレイ・トンプソン(現ゴールデンステート・ウォリアーズ所属)選手"の様な……グフッ……」ガクリ


レア「わぁ! ネイス様スゴイです! お兄様を片手で持ち上げるなんて……」キラキラ


ネイス「ん? なんだよおい褒めたってなんもでねーぞ////」グググッ


レオン「レ、レア……関心してないで僕をこの破壊神から救……ゴキッ」


ネイス「あ」


レア「え?」



※しばらくお待ちください。



レオン「さて、話を戻すが…… " SGシューティングガード"に必要とされるのはその高いシュートスキルだが」


レア「やっぱりお兄様の耐久力ってイカれてますよね?」


ネイス「頸の骨折れた音してたけど無傷かよこいつ……」ドンビキ


レオン「無闇矢鱈にシュートを打てばいいってものではない……そもそも!  SGの十八番と言えばその高い確率で沈めてくる3Pスリーポイントだが……」


ネイス「ちなみに"高い確率"っても無論、"7割、8割"とかいう高確率じゃねーよ?」


レオン「そう、決して"高い確率だ"と言えども普通、3Pスリーポイントはそんなに"ばかすか"入るものではない……」


ネイス「現に試合中のスリー確率4割超えたらシューター名乗れるって言われてるしな」


レア「そうなんですか……? 試合ゲームのハイライトとか観てると"スポスポ"入ってるみたいですし……たまに観るNBA選手のスリーポイントの練習動画とかは本当に落とさないですよ?」チラッ


ネイス「この娘NBAとか観るキャラ設定だったっけ?」


レア「そう言えってカンペに……」オドオド


レオン「それを口に出したらダメなやつでは……ごほん! 確かに。そういった一流の選手は練習でもスリーを落とすことは"ほぼ無い"と言っても過言ではないだろう」


ネイス「まぁ、『歴代現役ひっくるめてNBA最高のシューター挙げろ』って言われたら十中八九名前が挙がる"ステフィン・カリー(現ゴールデンステート・ウォリアーズ所属)"なんて練習で連続105本スリー決めてたからな……」


レア「え? 連続で、ですか? ……さすがに嘘ですよね?」


レオン「これが驚くことに事実だ……カリー選手はその105本きろくが出る前は"77本"だって言うからおまけに驚きだが……」


ネイス「映像も残ってっから観てーならY●uTubeのウォリアーズ公式チャンネルから観れるぞ。『Stephen Curry Makes 103 Straight Threes at Warriors Practice』ってタイトルのやつ」


【注】タイトルでは103本となっていますが実際は動画の前に2本決めていたそうです。[ソース:NBA JAM SESSION様の『ステフィン・カリーが105本連続で3ポイントを成功、カー監督も驚愕「ギネス記録に載るべきだ。」』の記事参照)



レア「そ、そんなの……もう反則チートじゃないですか……」ドンビキ


ネイス「しかもカリー選手はPGだしな」


レオン「そうだな……漫画とか小説とかで観る様な光景が実際現実に起きているとは末恐ろしい事ではあるが……そんなステフィン・カリー選手で打てば入ると言うことでは──無いとは言えないが無い……何故だか分かるか我が妹よ」


レア「う、う〜〜ん……あっ、お相手さんが、相手が居るから……?」


ネイス「そーよ。当たり。もちろんコートに立てば敵が居ない状況フリーで打てる場面なんてそうそうないからな。しかも高いディフェンススキルを持つ選手とかエースキラーとかにマッチアップされたら更に最悪」ウゲーッ


レオン「よほどの身長差ミスマッチディフェンスが間に合わない時ワイドオープンでもない限りはな……故に、高いシュートスキルを持つ選手試合では外す事の方が多い事は分かって貰えたか?」


レア「う〜ん、簡単な話じゃないんですね……」


レオン「そうだ! だからバスケは面白い! 後ちなみに今の話は"3Pを主軸に打つ選手ピュアシューター"に限っての話だ」


ネイス「普通に身体フィジカルやハンドリング強くてドライブやペネトレイトで無理矢理ディフェンス外してぽこぽこミドル打ったりゴール下行く選手も居るぞ」


レオン「今で言えば現NBAリーグ1on1最強の男と言われている"ステップバックエンペラー"こと"ジェームズ・ハーデン(現ブルックリン・ネッツ所属)選手"や」


レア「神様"マイケル・ジョーダン(元NBA選手、ブルズやウィザーズに所属した)選手"ですよねっ!」


ネイス「おう、やっぱそこは抑えてるよな……」ウンウン


レオン「YESっ! あの神様も"SG"だったし、神様に憧れた男も"SG"だった……」


レア「……?」


ネイス「まーだから一口に"SG"っても色んなプレースタイルの選手が居るんだよなぁ」


レオン「だから各々チームのコーチがそのチームに合った役割プレースタイルの選手を捕まえるのに躍起になる訳だな!」


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[スモールフォワード(略称:SF)について]

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レオン「さて、まだまだ"SG"について喋りたいがいかんせん尺が無い! から、次の"SF"について話すぞ!」


ネイス「このままずっと喋ってたら多分2万字ぐらいいくなこれ」


レア「女神様メタ発言は『めっ』ですよ!」プンプン


レオン「そういう小ネタを挟むのも勿体ないからな……てか本当は今回の『TO』は"バスケットボールの基本"について話すつもりだったから実は『ポジション+ルール+戦術』ぐらいは話すつもりでいたのにな……!!」


ネイス「いざ書き起こすとなると少ししか喋ってないのにいつの間にか5000字とか軽くいっててビビるよな。今回もPGSG語ってねーのに5000字もいったから急遽副題を『ポジションについて』に変えたんだよな」ウンウンワカル


レオン「しかも全然語りきれてないと言うから驚きだが……まぁ、なんだ? まさに"オタク特有の早口"状態みたいなもんだな!」ドヤァ


レア「おいてめーらめたはつげんやってねーでつづきはなせやこら!」プンスカ


ネイス「振りと表情は可愛いのに言ってる内容やべーなおい!」


レオン「なに。またカンペだろう……え?」チラリ


レア「カンペなどない。全ては現実だ」ギラリ


ネイス「キャラ崩壊してんぞおい!」


レオン「そーいうのはもう一個の最近めっきり更新していないギャグ全振りラノベでやってくれ……ごほん! さてさて、毎度の事ながら気を取り直して" SFスモールフォワード"についてだが」


ネイス「……ぶっちゃけ明確な仕事と言えるもんはないよな」


レオン「…………そうだな。ぶっちゃけ『お前はスモールフォワードな』って言われた時の何していいか感はハンパないよな……」


レア「え? え? ど、どういう事ですか……?」


レオン「そうなってしまうのは、その実" SFスモールフォワード"と言うのは多才マルチタレントな能力が必要とされる事が多いからだ」


ネイス「つまりは『シュート能力あります』『リバウンド絡みに行けます』『ドライブできます』『ディフェンスできます』みたいな……?」


レア「え、それって"最強だ"って言うことじゃないんですか……?」キョトン


レオン「が高い水準にあればな……例えば現NBAリーグで言えば今回五輪オリンピックのアメリカ代表チームのキャプテンを務める"ケビン・デュラント(現ブルックリン・ネッツ所属)選手"や"キング"の愛称でお馴染み"レブロン・ジェームズ(現ロサンゼルス・レイカーズ所属)選手"の様に、な……」トオイメ


レア「わぁ……私でも聞いたことがある名前ばっかりです!」


ネイス「彼らは多才過ぎるからなぁ……ゲームメイクできるし外は打てるし、ペネトレイトできるしリバウンド争いにも参加できて……正直上手すぎて何も参考にならんよな」トオイメ


レオン「まぁ、何が言いたいかは分かるとは思うが全員が全員そんな怪物モンスタークラスの実力は無いわけで……」


ネイス「つまり『"PG"みたいにゲームメイクできる能力は無いし、かと言って"C"みたいにごりごりインサイドでプレイ出来るわけでもありませーん! まぁ多少なら外打てまーす!』っていう"ザ・能力値平均ですっ!"って人は消去法で"SF"になる事が多いんだわ」


レア「あっ……」サッシ


レオン「もちろん、勘違いして欲しい事ではないので"SF"になる人間全員がそういった"平均な選手"なことは言っておくぞ!」


ネイス「あくまで個人が今まで体験してきた事での感想ってワケでーす」チラリ


レア「かんぺ……」


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[パワーフォワード(略称:PF)について]

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レオン「さてさて、そんな流れで次の"PFパワーフォワード"についてだが……」


ネイス「PG、SGはあんなにベラベラ喋ってまだまだ喋り足りないのに "SF"はさくっと終わったところがいかにも『あんまり言うことはありません』っ感じだよなー」


レア「つ、次のぱわーふぉわーどに期待です!」


レオン「 SFの選手の話であれば語れるんだがな……さて、パワーフォワードだがな。驚かないで聞いてくれるかレア……実はこれも同じなんだ……」


レア「……え?」


ネイス「おん。同じ。ほぼ同じ。違いと言えばSFに比べて『インサイドが得意です』ってとこか」


レア「えっ、えっ……」


レオン「分かる。分かるぞ妹よ……最初はそうなるよな……」ウンウン


ネイス「多分バスケのポジション語る時で選手うんぬんの話抜きでポジション語るなら多分1番この2つが語られないと思うわ」


レオン「なんならPFの方が多く語られるし本当にSFの立ち位置が……」


レア「ポジション下げがスゴイですね……」


レオン「まぁでもそんなFフォワード組だが……どっかやるならフォワードやりたいって人が1番多いんじゃ無いか?」


レア「え? え〜〜っ!? な、なんでですか!?」


ネイス「さっきも言ったけど色んな能力が求められるっちゅー事は──1番ボールに絡める立場ポジションでもあるって事だかんな」


レオン「とりあえず『ボール触りたい!』って人間はフォワードやるよなぁ……」


ネイス「で、ミスTOが多くなると……」


レア「えぇ……」


レオン「まあ、なんだ。『外やミドル打ちたいです!』って人間は"SF"を選び、『インサイドでごりごりやりたいです!』って人は"PF"を選ぶ感じだな……」


ネイス「中には『リバウンド取ります』、『的確にミドルやポストプレーで得点とります』っていう職人みてぇな選手もいるよな」


レオン「あぁ"ティム・ダンカン(元サンアントニオ・スパーズ所属選手)選手"とかな」


レア「な、なんだか色々複雑なのか適当なのか分かりません……っ!」


ネイス「んーっま、割とポジション別に役割は分けれてるけど結局は"得点を相手よりも多く取ったもん勝ち"なスポーツだからな。プレイの一つ一つが得点だったりディフェンスだったりに繋がれば何やってもいーんだろ」


レオン「そうだな。特にリバウンドだったりヘルプに真っ先に来てくれたり、ルーズボール追ったり……率先して汚れ仕事受け持つフォワードは観てる方には目立たんが重用される傾向が強いしな」


ネイス「それで言ったら"デニス・ロッドマン(元NBA選手、ピストンズやブルズに所属した)選手"とかだな」


レア「桜木●道さんですねっ!」


レオン「バスケ題材にした作品で出すその名前の伏せ字は果たして意味あるのかどうか原稿用紙6枚ぐらいで説得してほしいところであるが……」


ネイス「『DEAR B●YS』と『あ●るの空』も読め」


レア「●子のバスケも面白いですっ!」


レオン「その伏せ字は天才だろ……」


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[センター(略称:C)について]

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レオン「さて最後になるが……やっと"Cセンター"について語れる時が来たな……」ゴクリ


レア「えっ……なんかおどろおどろしい雰囲気ですけど……」ドキドキ


ネイス「まー多分……バスケを語るならこの"センターポジション"は外せないからだろ」


レオン「YESッッッ!!! バスケットボールを語るには絶対に外せない話題トピックこそ……Cセンターだ……ッ!」


ネイス「すげぇ刃●みたいなセリフになってんぞ」


レア「え、えっと……い、一体全体どういう事ですかーっ!?」


ネイス「すげぇ丁寧な振り。別にこのアホに付き合わなくたっていーのに」


レオン「よくぞ聞いてくれた……ではその"Cセンター"を語る前にある話をしよう……っ!」


レア「わくわくですっ!」


レオン「ではレアよ……NBA史上最多の点数は──何点だと思う?」


レア「え、え〜〜っと、多分60点? ぐらいじゃないでしょ「100────」


レア「────えっ?」


ネイス「"100"、だろ?」


レア「えっ……さすがにそんなジョーダン、私にも"嘘"だって、分かりますよっ!」プンプン


レオン「レア……信じたくも無い気持ちもわかるが──これは"事実"だ……っ!」


レア「えっ……ホント、なんです、か……? だって"100点"ですよ? 1人で、"100点"……!?」ドギマギ


ネイス「その試合は──1962年3月2日のニューヨーク・ニックス対ゴールデンステート・ウォリアーズ戦で起きたやつで」


レオン「当時"最強のバスケットボールプレイヤー"と名高かった"ウィルト・チェンバレン(故NBA選手、ウォリアーズやシグサーズで活躍した)選手"が記録したものだ……」


ネイス「残念ながら映像は残ってねーけど、バスケファンの中じゃ見たことない人間はいないっつっても過言じゃねー有名なチェンバレン選手が"100"と書かれた紙持って写ってる写真があんだよな」


レオン「詳しい状況は原因は語りたいが……それはさすがに話が外れすぎてるからな。知りたければWikiだっ!」


レア「うぃきうぃきしちゃいますっ!」ウキウキ


ネイス「かわいい」


レオン「さて、なぜチェンバレン選手の話をしたかと言うと……彼のポジションが件の"センター"だからだ!」


レア「……つまり、つまり! そういう事ですねお兄様!」キュピピーン


レオン「ん? お、おう、そうだぞ……?」


レア「つまりは"センター"こそバスケットボールにおける花形という事ですね!」ドヤア


ネイス「んぉ〜〜まあ、そーっちゃあ、そーか?」


レオン「半分は正解だと言ってもいいだろうな……」


レア「え? 違いましたか……?」シュン


レオン「いや、確かに"Cセンター"は花形のは事実だ……チェンバレン選手を初め、11回にわたり王者チャンピオンとして"ボストン王朝"を築いた元ボストン・セルティックスの"ビル・ラッセル選手"もセンターだし……」


ネイス「『シャックアタック』という必殺技シグネイチャームーブで公式戦2度にもわたる"ゴール破壊"でお馴染み"シャキール・オニール(元NBA選手、レイカーズやヒートに所属した)や現代NBAが誇る"万能オールラウンダーセンタープレイヤー"繋がった眉毛がチャームポイントの"アンソニー・デイビス(現ロサンゼルス・レイカーズ所属)もセンターだな」


レア「ほ、ほらやっぱりこれだけ名前が挙がるなら花形なんじゃ……」


レオン「残念ながら今はルールの改定や戦術の見直しが多くなってな……今やセンターはリバウンドを取りセカンドチャンスを作る"グラスクリーナー"やリムを守る"リムプロテクター"の役目が多くなったんだ……」


ネイス「デイビス選手もセンタープレイヤーのくせに外も打てっからなぁ……ゴール下でばちばちやってた時代は終わり、今のセンターにはにプレイするだけじゃあ……起用されねーよな」


レオン「僕も今回サンズの"ディアンドレ・エイトン選手(2018年ドラフトの一位指名選手でセンタープレイヤー)"を観てそう思ったよ……」


レア「時代は変わるんですね……」


レオン「そうだな……ちなみに"3秒スリーセコンドルール"や"ノーチャージエリア"、"ゴールテンディング"といった反則バイオレーションはセンタープレイヤーの出現によって出来たルールなんだぞ!」


ネイス「"ノーチャージエリア"、またの名を"ノーチャージセミサークル"はシャキール・オニール選手がために作られたルールだってのはバスケプレイヤーの中じゃ有名な話だよな〜」


レオン「ちなみに"ゴールテンディング"は"Mr.バスケットボール"こと始まりの巨人センター"ジョージ・マイカン(故NBA選手、レイカーズに所属)選手"によって作られたのも有名だな!」


レア「……あ、あれ? マイカンって……あの"マイカンドリル"のマイカンですか?」チラリ


ネイス「明らかにカンペぇ……そーよ。そのマイカン」


レオン「明らかにカンペだな……そう。そのマイカンだ。バスケをもしくは人間なら誰しもが一度はやった事があるゴール下のやつだな」


ネイス「あれ自分でやるやつバージョンやり過ぎると目回るよな」


レオン「わかる。球拾ってくれる人居ると楽だよな……まぁそれはシューティング全般に言える事だが」


レア「バスケあるあるなんですね……」


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[まとめ]

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レオン「さて、色々逸話や選手などを交えて説明してきたが……」


ネイス「よくよく見りゃほぼ個人の感想みてーだな」


レア「それになんだかんだ"SS方式"なのに10,000文字超えちゃいましたね……」


レオン「そうだな……これでも色々語りたい事割愛カットしたんだが……」


ネイス「まーそれはまた今度じっくりやりゃいいだろ」


レア「NBA選手の逸話とか、歴史に残る伝説のプレーとか、戦術とか……色んな話聞きたいですっ!」


レオン「うむ! そうだな。それらはまた今度じっくり話すとしようか!」


ネイス「今度は20,000文字とかいきそう」


レオン「さて、それでは最後にさらりとまとめたものを下に置いておこう!」



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[バスケットボールにおけるポジションとは]

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要点:バスケットボールには主に5つのポジションがあり、それぞれ異なった役割がある。

以下、各々のポジション名と役割、必要とされるスキル。



①ポイントガード(略称:PG)


役割:主にゲームメイクやボール運びをする。

必要とされるスキル:高いバスケットIQに広い視野コートビジョン、パスセンス



②シューティングガード(略称:SG)


役割:主にシュートを打つことによって得点を重ねるポジション。

必要とされるスキル:高いシュート力、ショットセレクションのセンス



③スモールフォワード(略称:SF)


役割:主にアウトサイドでシュートを打ったりドライブをして得点を重ねるポジション。

必要とされるスキル:シュート力、ドライブ能力、得点能力



④パワーフォワード(略称:PF)


役割:主にインサイドでシュートを打ったりドライブをして得点を重ねるポジション。

必要とされるスキル:シュート力、ドライブ能力、得点能力



⑤センター(略称:C)


役割:高い身長と身体能力フィジカルでリバウンドを取ったりゴール下で得点を重ねるポジション。

必要とされるスキル:高い身長、安定したフリースロー能力、ポストプレーのスキル


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レア「あ、あれ……? なんだかさっきの説明で聞いたことがない単語がちらほらと……」


レオン「言うな……違う事語りたすぎてカットされたものたちの亡霊だ……」


ネイス「思ったけどこの表出してから説明した方がまだ良かったんじゃねーの?」


レオン「あっ…………」メソラシ


レア「えっ……?」


ネイス「まー流石にどっかで補完されんだろ。ぶっちゃけた話そんなバスケのポジションなんて3〜5,000文字で語れるもんじゃねーもんな」


レオン「説明上手い人ならできそうだな……」


レア「え? じゃあ余裕で10,000文字超えてるお兄様は……」


ネイス「言ってやんな…………」


レオン「……………………」


レオン「……ごほん。ちなみにポジションはで呼ばれることもあるぞ!」ポロッ


ネイス「おいちょっと涙目だぜこいつぅ!」ゲラゲラ


レア「対応した番号……ポイントガードさんだったら"1番"って感じですか?」


レオン「そうだ! SGだったら"2番"、SFだったら"3番"、"PF"4番、"C"5番と言った様にな」


ネイス「それ知らん時は『なんで背番号10何番なのに4番とか呼んでんだよ……』って困惑したなぁ……」トオイメ


レア「……あれ? そういえば亜蓮さんって"コンボガード"って呼ばれていましたよね……」


レオン「ん? あぁそういえば複合の場合の話をしていなかったな……『【TIP OFF】First Pick.』でもちょろっと説明はあったが、"PG"と"SG"を兼ねる事を"コンボガード"と呼ぶんだ」


ネイス「同じように"SG"と"SF"を兼ねる選手を"スウィングマン"、4番PFだけどアウトサイドに展開して場合によっちゃあスリーも打てますってタイプは"SF/PFストレッチ・フォー"なんて呼ばれてんな」


レオン「最近は"Cセンター"だけどPGみたいな事もしますっていう"PG/Cポイントセンター"と呼ばれる新たな複合ポジションも出てきたぐらいだ」


ネイス「"ジョーカー"こと"ニコラ・ヨキッチ(現デンバー・ナゲッツ所属)選手"だな」


レア「わ、わぁ……またまたいっぱい新しい単語が増えて困っちゃいますっ!」アワアワ


レオン「まぁ好きならば自然と単語や選手も覚えてくるさ……」


ネイス「後はバスケやってみる、とかな」


レア「う、う〜〜ん。精進しますね……っ」


レオン「全くまとめだと言うのに結局こうやって脱線しては長々と話してしまうな……これは今後の反省点だな!」


ネイス「まーでも知識にはなるからいんじゃねーの? な、レア」ナデナデ


レア「はいっ!」


レオン「と、言うか……この『【TO】』はあくまでテレビ番組という設定ではないのか……? 女神よ徹頭徹尾キャラが崩れいるが大丈夫なのか……?」


ネイス「形だけだぞ」


レア「テレビ……?」キョトン


レオン「あっこれ収まりつかんやつだっ! はい、と言うことで今回の" 女神ネイスのバスケ用語クリニック"は終わりです! また来週ぅ!」


レア「次回は『反則バイオレーションやファウルについて』を説明いたしますっ!」バイバーイ


ネイス「おい私の持ち回だぞテキトーに終わらせんなやッ!」ボゴッ


レオン「ぱぎゃっ!」グギリ


レア「お兄様のお首が飛んじゃいましたーっ!」ウワーン


ネイス「次回までには繋がってるからセーフ……と、いう事で次回も楽しみにしててねっ!」ピース



※【注】ここに書かれているものはで"プロ"でなければ"コーチ"でも無いです。そのため間違った説明や誤字、偏見や解釈違い等が多く散見されると思います。間違っても本稿を鵜呑みにして他者に吹聴する様な事は避け、一度ご自分でお調べする事を推奨致します。


※参考文献:Wikipedia、自分の記憶


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