102話目(バレンタイン女子ver.)

「あ、あのこれ、受け取ってください!」


優しくて格好いい先輩に、姉と作ったチョコレートを渡す

言いたかったことも、伝えたかった気持ちも、全部忘れて、頭の中は真っ白で

そんな私に、いつものように笑いかけてくれる先輩が、どこまでも好きで


「ありがとう」


少し嬉しそうな先輩に、また一層、恋をした

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