70話目

君と一緒に居たのはずっと昔

僕らはまだ小学生だった

家が近かったから、二人で並んで登校したっけ

君はいつも楽しげだった

鼻歌交じりにスキップして、時には僕の手を引いて

とても無邪気に笑って


大人になった今も君は笑っているだろうか

どこかで誰かの手を引いているだろうか

イベリスを愛でながら君を想う

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