63話目
「またね」
そう言って手を振ったあの日からもう何年も過ぎた
まだ君は帰ってこない
毎日通っていた道にもいない
どこに行ったの?
いつまた会える?
本当はわかってる
もう会えないって事くらいわかってる
あの次の日に君は電車に乗ってとても遠くに行ってしまったんだ
だから僕は今日も、記憶を抱えて君を想う
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